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熊本地震や燃費不正問題の影響は?【マーケット概況・4月】

carview! 5月18日(水)16時21分配信

4月14日以降に続いた熊本地震とそれに伴う自動車関連工場の操業停止。そして三菱自動車の燃費不正問題と、激震が走った4月の自動車マーケット。大幅な販売減が予測されたが、登録乗用車のがんばりもあって、全体では16ヶ月ぶりのプラスとなった。その状況を日本自動車販売協会連合会(自販連)、全国軽自動車協会連合会(全軽自協)、日本自動車輸入組合(JAIA)が発表したデータから見ていこう。

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はじめに乗用車、貨物車、軽自動車、そして輸入車を含めた総台数は32万4748台で、前年の同じ時期に比べて1.6%拡大した。部門ごとに見ると普通乗用車は15.2%増と大きく伸びており、新型車効果で勢いに乗る「トヨタ プリウス」をはじめとするニューモデルが販売をけん引した。小型乗用車も2.1%増と伸び、登録乗用車全体は3ヶ月ぶりに前年水準を上回った。一方、登録商用車は0.4%減となった。

軽自動車は増税からちょうど1年が経ち、販売が落ち込んだ15年4月の水準を上回ると予測されたが、三菱自動車の燃費不正問題で三菱自動車と日産自動車の一部の軽自動車が生産・販売停止となった影響を受け、軽乗用車が9.1%減、軽商用車は2.2%減と前年を割り込む結果となった。問題の「三菱eK」および「日産デイズ」シリーズの生産・販売は4月20日に停止し、5月中旬時点でまだ生産再開のメドはたっていない。

生産ラインを一時休止するも5ブランドが前年超

乗用車(軽乗用車含む)のブランド別では、トヨタ、ホンダ、ダイハツ、スバル、レクサスの5ブランドが前年比プラスとなった。熊本地震では、自動車メーカーやサプライヤーの工場が生産を休止し、トヨタやレクサス、日産、ダイハツ、三菱の生産車の生産に影響が出たが、いずれのメーカーも数日から2週間以内で従来通りの稼働率に戻している。

トヨタは普通乗用車、小型乗用車、軽乗用車の全部門で前年を上回った。「プリウス」や「ヴォクシー」「ノア」「シエンタ」の販売好調に加え、「パッソ」のフルモデルチェンジで小型乗用車の販売に弾みがつき、全体で11%増となった。レクサスは「RX」や「GS」が好調で全体で52%増となり、販売台数が減少した三菱自動車の販売台数を上回った。大分と福岡に工場を持つダイハツも6%増をマーク。フルモデルチェンジした「ブーン」を中心に販売を伸ばしている。

ホンダは軽が11%増、普通乗用車も「オデッセイ」などが好調で80%増となり、全体では9%増という結果に。マツダは軽は3%伸びたが、登録車が落ち込み、全体では27%減となった。スズキは「エスクード」や「ビターラ」が好調で普通乗用車は195%増と大幅に伸びたが、販売比率の多い軽乗用車が前年を割り込み、全体では3%減という結果となった。スバルは「フォレスター」が好調で普通乗用車は12%増、全体では5%増だった。

一方、三菱と日産は販売台数を大幅に落とした。三菱は軽乗用車が62%減と大きく落ち込み、全体では前年比17%減となった。日産自動車は軽乗用車が64%減で、全体では25%減となった。

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最終更新:5月18日(水)16時21分

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