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腰の手術で女性死亡 新手法でミス、大腸傷つける 船橋整形外科病院

千葉日報オンライン 5月18日(水)10時52分配信

 船橋整形外科病院(千葉県船橋市飯山満町、大内純太郎院長)で1月、県内の50代女性患者に腰の神経圧迫を取り除く手術をした際、担当医師が誤って大腸を傷つけ、女性が3日後に死亡していたことが17日、病院への取材で分かった。手術は同病院では昨年10月に導入したばかりの新しい手法で、病院はミスを認め、院内に外部の医師2人を含む事故調査委員会を設けて原因を調べている。

 同病院や厚生労働省によると、手術は、患者の脇腹に穴を開けエックス線で体内を映すなどしながら医療器具を使う「XLIF」という方法で実施した。

 女性は、腰椎の神経の通り道になっている脊柱管が圧迫され、脚がしびれるなどする「腰部脊柱管狭窄(きょうさく)症」を発症、病院で1月14日に手術を受けた。女性は同16日に意識が低下、船橋市医療センターに搬送されたが、翌17日に死亡した。敗血症だったという。

 同病院によると、執刀したのは50代の副院長。海外で「XLIF」の研修を受け、病院内では唯一この方法で執刀できる医師だった。昨年は12件執刀し問題はなかった。女性が手術を受けた日は県内在住の70代男性に同様の手術を施しており、男性は翌朝、吐き気や腹痛などの体調不良を訴え、女性と同じ病院に搬送され、女性と同様、大腸に穴が見つかった。男性の命に別条はなく、約2カ月に退院したという。

 17日に病院内で会見した大内院長は「本人、家族には申し訳なかったの一言。起こしてはいけないことを起こしてしまった。今後は絶対にこのようなことがないよう断言したい」と謝罪した。

 事故調査委員会では3カ月程度で調査結果を取りまとめ、医療事故調査・支援センターに報告する予定。

最終更新:5月18日(水)10時52分

千葉日報オンライン