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東急ハンズ名物Twitter“中の人”が引退 想いを語る

BuzzFeed Japan 5月18日(水)12時0分配信

小売店大手の東急ハンズが展開するツイッターアカウントの中で、デジタル領域を担当している「ハンズネット」の中の人が引退した。公式アカウントであるにもかかわらず、女優の多部未華子さんのファンと公言したり、ニッセンなど他の企業のアカウントと大喜利をしてみせるなど、多くのユーザーに愛されていた。BuzzFeedは本人に話を聞いた。【BuzzFeed Japan/ 嘉島唯】

初代「中の人」は、30代前半の男性。一人で運営していた。引退を発表するツイートには、これまでのユーモアに飛んだつぶやきをふまえ、“「私がやらかしたのか?」とかそういった解釈をされそうですが、社内でもハンズネットの引退を惜しんでいただくお声は非常に多く、個人的にも引退はつらいです。私は退職しますが、東急ハンズは大好きです。これからもずっと、一個人として買い物をし続けると思います“と書かれていた。

――退職、おめでとうございます。6年に及ぶ「中の人」の活動で印象に残っていることはありますか。

フォロワーさまからのお声がきっかけで、キングジムさんと商品企画、開発をしたことです。ちなみに、一瞬で売り切れました。

――ユーモアたっぷりのツイッター運用で本社から怒られたことは?

これが本当にほとんどなくて、強いて挙げると2013年のエイプリルフールにした「LOFTです」ツイートで、社内で「オモロイけどコレはさすがにどうなんや」的なお話は出たみたいです。あくまで噂レベルですが。噂レベルだと言い聞かせています。

偉い人が爆笑しながら僕のデスクまで来てくださって「グッジョブ!」って連呼されたので、「大丈夫だ俺は怒られてないぞ」と拠り所にもしていました。

ちなみに、このあと、LOFTさん側も「ハンズです」ツイートをかぶせてくださって、最終的にはライブスペースのロフトさんもかぶせてくださって、気づいたらそこには潤沢なカオス空間が横たわっておりました。ライブスペースのロフトさんがかぶせてきたときはさすがに耐えきれずオフィスで噴き出しそうになったのですが、そこはサラリーマンですので、無表情を保ちながらも多少プルプルしながら業務にあたっておりました。

ちなみにこれがハンズネットアカウントで最もリツイートされたツイートとなりました。翌日朝のテレビで取り上げられていたのを見たときは、さすがにコーヒー噴き出しました。あの時ついたカーペットのシミはまだ残っていますが私にとっては非常に愛しいシミでございます。と、言い聞かせています。あ、ハンズで洗剤買えばいいのか。

――最後に一言いただけますか。

仕事で落ち込むことがあっても、フォロワーのみなさまとコミュニケーションをすると、疲れが吹き飛びましたし、「よし頑張ろう」と切り替えができました。なので、本当に、引退はつらいです。

ただ、ハンズが嫌いになったわけでもハンズに嫌われたわけでもない、ポジティブな退職なので、次の会社でもこの経験を胸に、頑張って、いつか形を変えてみなさまに恩返しができればいいなと思っています。もしかしたら次の会社でも中の人やるかもしれませんし、わかりませんけど。

あとは引退ツイート時もそうですが「多部未華子 ハンズネット」でtwitterのトレンド入りを獲得したことは実は複数回ありまして、これは嬉しかったです。

「全日本 多部未華子さんの魅力を世界に発信する会」会長を今から勝手に名乗りますが、その会的には、いい仕事してたんじゃないかなと。なにを言ってるんですかね私は。今こそ、誰かに怒られる気がします。東急ハンズ大好きです!


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なお、二代目中の人も、「ヒナ」として始動している。初代よりは秀逸なツイートはできないとしながらも、ツイッターユーザーからは歓迎の声があがる。

最終更新:5月18日(水)12時0分

BuzzFeed Japan