ここから本文です

2900万円被害の結婚詐欺、手口明らかに 相談所がストーリー、女はだまし役 見抜かれぬよう結婚し離婚

千葉日報オンライン 5月18日(水)11時13分配信

 「前の会社の社長に借金があって、払わなければ『俺の女になれ』と言われているの」-。

 1人の男性=当時(63)=から現金2900万円をだまし取っていたとされる女(51)と、結婚相談所経営の清埜弘子被告(52)=詐欺罪で起訴=。

 千葉地裁八日市場支部で17日開かれた女の初公判では、男性の女への好意を利用し、会う度に2人が異なる作り話で同情を誘い、約1年半以上にわたりだまし続けた手口が明らかにされた。

■「愛人なること要求…」「借金が…」

 冒頭陳述によると、女は2013年秋、婚活パーティーで男性と知り合ってわずか数日後、男性に「愛人になることを要求されている」などとうそを話し、300万円を詐取。約200万円を清埜被告が、残りを女が受け取った。

 数カ月後には、女が清埜被告に借金をしているとして、さらに1千万円をだまし取った。

■数百万円単位でむしり取る

 その後もおよそ数日~数カ月に1度のペースで「(女の)父親を施設に入れる費用が必要」「以前交際していた人からストーカー行為をされている」などと作り話を展開。毎回数百万円単位でむしり取った。

 金は2人で分け合った上で、詐欺と見抜かれぬよう男性と14年11月に結婚し、翌年7月に離婚した。

■「沈めてやる」

 女は初公判で「(作り話の)ストーリーを考えていたのは清埜被告」として「(詐欺を)やめたかったが、従わないと清埜に『韓国で沈めてやる』などと脅されて怖かった」と説明。最初に詐欺に手を出した動機を問われると「病気があり、年齢的に将来が不安だった。男性に申し訳ない」と涙を拭いながら答えた。

最終更新:5月18日(水)11時22分

千葉日報オンライン