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アートとインターネットの良好な関係性 アートプラットフォーム「Startbahn」

SENSORS 5月18日(水)13時30分配信

現代美術家として活動する施井泰平氏が立ち上げたインターネットでアートを買い付けることが出来るサービス 『Startbahn』。国内外でも例を見ないインターネットを活用したアートプラットフォームとしてのこのサービスは、現代の情報社会の中でのアートの立ち位置を、同世代のアーティストとして活躍する人びとはもちろん、我々のような一般ユーザーを巻き込みながら模索していくためのプラットフォームとして構想され、12月にローンチされた。

今回そのサービスについてインタビューをする中で、施井氏のもつ「手段としてのインターネット」という視点が浮き彫りになった。インターネットをツールとして捉え、能動的に使っていくということ、芸術としてのアートにとどまらない情報化時代を生き抜く術とは。

アートは「実物を見ないとわからない」。その常識がくつがえってきているのではないか

私たちが「アート」と聞いた時、まず思い浮かぶのは美術館など厳かな雰囲気の中で鑑賞するものという印象だ。知識なしでは「アートを買う」ということは許されないとすら思ってしまうのではないだろうか。しかし「ものを買う」という点に着目すれば、誰もがECサイトを使って家電や服を選ぶなど「本物を見極める目」は確実に養われてきている。施井氏によれば、アートにもその潮流が着実に起こっているという。


施井: 10年以上前から、世界のアートのコレクターと言われる人たちは、メールのやり取りだけで何億とするアートの買い付けを行っていました。彼らにとっては、アートの価値はいくつかの作品を自分の目で直接見て、文脈の把握さえ出来ていれば、あとの作品はメールに添付された画像を見て判断できるんです。その感覚はアートに馴染みのない人でも、ある程度経験があることだと思います。例えば今自分にとってお気に入りのファッションブランドの服は、いくつか実際にお店で見て、試着をする中で似合う、似合わない、肌触りが気に入る、など自分の中の価値基準ができていくことで「お気に入り」になっていく。結果としてネットでもそのブランドの服であれば、画像を見るだけでその服が今自分が欲しいものかどうかがわかる。それと同じなんです。生のものを一度でも見て雰囲気をわかっておくと、ネットで見ても雰囲気がわかる。実は「アートに馴染みがない」と思っているのは単なる思い込みで、その価値基準を手に入れるハードルはどんどん下がってきているんです。

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最終更新:5月18日(水)13時30分

SENSORS

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