ここから本文です

7~9月積み鉄鉱石価格、10四半期ぶり値上がり

鉄鋼新聞 5月18日(水)6時0分配信

 鉄鉱石の7~9月積み価格は4~6月積みに比べ3割程度上昇する見通しだ。指標となる中国向けスポット価格が3月から4月にかけて上昇したためで、四半期価格の値上がりは2014年1~3月以来、10四半期ぶりとなる。鉄鉱石価格の上昇は、国内鋼材価格の押し上げ材料になりそうだ。

 中国向けスポット価格は足元で1トン50ドル(鉄分62%粉鉱、本船渡し価格)前後で一進一退の動きとなっているが、3月から4月中旬にかけての急上昇に伴い、7~9月積み価格は50ドル強となる公算が大きい。4~6月積みの39ドル強に対し3割程度の上昇となる。
 中国向けスポット価格が上昇したのは、同国での鋼材価格の上昇に伴い、輸入鉄鉱石価格に割安感が広がったため。鉄鉱石の港頭在庫が目減りしていたことも輸入意欲を押し上げたとみられる。
 中国の鋼材価格は足元でやや頭の重い展開となっており、鉄鉱石のスポット価格も直近の高値(4月中旬の66ドル)に比べて値を下げている。このため、スポット価格については「上昇局面が続くかどうかは不透明」(関係筋)との見方も出ている。

最終更新:5月18日(水)6時0分

鉄鋼新聞