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かつての長所が短所に…日本ハムに突きつけられた「守護神育成」という急務

ベースボールキング 5月18日(水)13時30分配信

ここ10年の「Aクラス率」は80%!

 4年ぶりのリーグ制覇を目指して戦う北海道日本ハム。1981年に19年ぶりの優勝を果たして以降、25年もの間優勝から遠ざかる暗黒時代を乗り越え、2006年にリーグ制覇の悲願を果たした。

 それ以降、長かった低迷がウソだったかのような安定した戦いぶりを見せ、リーグ屈指の強豪へと成長。直近の10年間では優勝4回、2位が2回、3位も2回と、“Aクラス率”は80%を誇っている。

 他球団と比べて“独自路線”の色が濃いのが特徴的なチーム。決して資金的には潤沢とは言えない球団事情の中で、積極的な若手起用や一貫したドラフト戦略、意外なトレードや補強を駆使し、現在のチームはつくり上げられた。

マイケル→武田久

 そんな近年の強さを支えてきた大きな要素の一つが、守護神の育成である。

 2006年、リーグ制覇を果たした年のチームにはマイケル中村(MICHAEL)がいた。39セーブを挙げてセーブ王のタイトルを獲得し、優勝に大きく貢献すると、連覇となった翌2007年も34セーブを挙げた。

 この頃のマイケルといえば安定感抜群で、敗れたのは2006年、2007年ともに1敗ずつ。絶対的な守護神として君臨していた。

 ところが2009年、チームはそんな功労者をトレードで放出する。球界に衝撃を与えた、二岡智宏・林昌範とマイケル中村・工藤隆人のトレードだ。

 それでも、前年までセットアッパーとして活躍した武田久が守護神に指名されると、一気にブレイク。55試合の登板で3勝負けなし、防御率は1.20という好成績を残し、2年ぶりとなるリーグ制覇に貢献。

 守護神を務めた2009年から2013年までの5年間で、セーブ王のタイトルに輝くこと実に3回。不動の守護神としての地位を築いてみせた。

武田久→増井浩俊

 そしてその武田久が不調に陥った2014年シーズン、チームを救ったのが現在の守護神である増井浩俊だ。

 シーズン途中からの配置転換ながら、23セーブを記録。守護神として開幕を迎えた2015年には39セーブを挙げ、チームを2年連続でクライマックスシリーズ進出に導く立役者となった。

 しかし、2016年に問題が起きた。今年も開幕から増井が守護神として登板するも、どうもピリっとしない内容が続く。

 7つのセーブは記録したものの、防御率は7.84と目を疑ってしまうような数値に。黒星がつかずとも試合を締められないという日が立て続けに見られ、ついには二軍での調整を命じられた。

 いつもならばここで新たなストッパーが誕生する流れであるのだが、それが今年はどうもうまくいかない。助っ人のマーティンが緊急で9回に入ったが、増井が復帰してからは9回の持ち場は増井の担当に戻っていた。

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最終更新:5月18日(水)13時48分

ベースボールキング

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