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「三菱では数値はでっちあげるものだった」10年間勤めた女性社員の声。日産の傘下入りで事態は快方へ向かうのか?

STORYS.JP 5月19日(木)15時50分配信

「パジェロ! パジェロ!」誰もが知ってるフレーズで、誰もが知ってる車だろう。
三菱自動車が世に送り出した人気車だ。
しかし、パジェロは燃費偽装されていた。

「少しでも燃費のいい方が家計もたすかるかな」
家族をのせる車に夢をはせて、決して安いとは言えない額を支払ったご家庭もたくさんあったことだろう。三菱自動車は、そんなささやかな想いを踏みにじった。

さらに、三菱自動車が起こした不祥事はこれが1度目ではない。
ご存知の方も多いだろうが、2000年、三菱自動車は回収対象になるほどの自動車不具合を隠蔽し、社会問題となった。これによって回収されなかった自動車による事故が複数件発生。2002年、大型トレーラーの左前輪が走行中にはずれ、近くを散歩していた母子3人に衝突。1歳と4歳の息子ふたりを残して、お母さん(当時29歳)は帰らぬ人となった。

筆者は当時小学生であったが、子供ながらに三菱自動車のリコール隠しを通じて、人間の醜悪さと社会全体の闇を知り、強い嫌悪感を抱いたのをよく覚えている。

あれから16年たった今、まさか私が再び起こる三菱自動車の不祥事について、
ニュース記事をしたためるとは思いもしなかった。

あれほどの事件が起こって、三菱は何も変わらなかったのか。
この三菱自動車という会社は、一体どういう会社なのか。

今回は、人生のストーリー共有サイト「STORYS.JP」に投稿された、
三菱自動車で90年代の10年間勤務していた女性社員の方の体験談を紹介したい。

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合言葉「エイ、ヤー」で、数字の加工はあたりまえ

わたしは三菱自動車工業に90年代に10年間働いていたけど、リコール隠し以外にも社内用の書類や会議体でも細かい不正が横行してました。例えば新車企画のための会議(当時は原価企画会議と呼んでた)の数字もデタラメで、いざ生産販売を始めたら計画とかけ離れた数字が出てくるのです。会議を通すために数字を加工するということが「あたりまえ」のように行われていたのです。

社内では「エイ、ヤー」ということばが日常化していました。数字は積み上げるものではなく、でっちあげるものでした。わたしが知るかぎりにおいては。

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最終更新:5月26日(木)12時3分

STORYS.JP