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日本マテリアル、中国でマグネ合金製造

鉄鋼新聞 5月19日(木)6時0分配信

 鉄鋼用製錬材、炭素材の専門商社・日本マテリアル(JMC、本社・大阪市淀川区、社長・岩見曉氏)は中国でマグネシウム合金の製造を開始する。中国・安徽省に新会社「安徽永好新材料、略称=永好」(董事長・岩見曉氏)を設立、年間7千トンを生産する。マグネシウム合金の世界的な需要拡大に対応する。5月26日には現地で竣工式を開催する。設備投資額は3億円強。

 JMCは1985年の設立で、土岐工場(岐阜県土岐市)ではマグネシウムスクラップの回収リサイクルを年間1千トン手掛けている。韓国・浦項でも同様の事業(年間2500トン)を韓国企業と共同で展開、主に韓国国内向けに販売している。JMCグループの月間販売量は中国国内を合わせ500トン。輸入販売分は全量を永好での生産に置き換える。永好の生産能力は1万トン強。自動車の軽量化ニーズに伴い、マグネ合金需要は今後、伸びが見込める。このことから永好での増産分は、新規需要家を開拓しグローバルに拡販していく。
 永好は所在地が安徽省蕪湖市大橋鎮東梁路28号(安徽省江北産業集中区皖踊路)。敷地面積は約11万6千平方メートルで、工場建屋が2棟(各9千平方メートル)。従業員は60人。
 一つの工場建屋内での主要設備は、2・5トン溶解鋳造設備3機と静置炉1機。2・5トン溶解鋳造設備は3機とも静置炉にライン化されている。1・5トンの溶解鋳造設備1機はバッチ式で、特殊合金の小ロット生産などに使用する。
 新工場ではマグネ合金の生産以外に、リサイクルやチップ、脱硫用マグネシウム粉などの事業も順次進める。
 早ければ8月に9001認証を、9月にもISO/TS16949(自動車産業向け品質マネジメントシステム)を取得する予定だ。
 岩見社長は「永好は工場敷地が広大で、今回使用するのはその一部に過ぎない。将来的にマグネダイカストメーカーの誘致も考えている。今後、世界一高品質なマグネ合金地金を製造し、事業の柱として育てていきたい」という。

最終更新:5月19日(木)6時0分

鉄鋼新聞