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子どもに「ダメ!」と言わないずに「質問」で、不平不満は「提案」で伝えよう

ベネッセ 教育情報サイト 5月19日(木)11時59分配信

もう10年以上も、コーチングのコーチとして活躍しているYさんですが、ご自身のお子さんたちには、時々、イラッ!とすることもあるそうです。この日も、長男6歳と次男3歳がもめている様子。正しいルールに従ってカードゲームをしたい長男A君と、ルールをまったく理解していない次男B君。ゲームどころではなく、やりたい放題のB君に、A君はイライラモード全開!

「もうダメダメ!」
「違う違う!」
「やめて!」

そんな言葉ばかりをB君に浴びせるA君に、今度は、お母さんのYさんがイライラモード。ところが、さすが!名コーチ。建設的な関わり方で、子どもたちの様子に変化が見られたそうです。今回は、そんなYさんの対応をご紹介します。

「否定」の代わりにまず「質問」

「もう! Bがいたらゲームができない!!」とかんしゃくを起こしている長男A君に対して、Yさんは、「前に、○○兄ちゃん(ご近所の大好きなお兄ちゃん)が来た時、B君と同じ歳の妹さんと一緒にゲームしたよね。あの時、○○兄ちゃんは、『ダメ!』とか『違う!』とかって言ってたっけ?」と質問。一瞬、考えるA君。そして、Yさんは、
「どうやったら、B君がわかってくれるのか?どうやったら楽しくできるのか?考えてみたらどうかな?」

と提案しました。すると、長男A君は、何かに気付いたらしく、次男B君がゲームをできるように考えて、接し始めました。その後、二人は仲よくゲームを楽しんだようです。

このような場面で、親も一緒になって、「けんかはダメだよ!」「もうやめなさい!」と否定する言葉をかけていたら、よけいに収拾がつかなくなります。感情的に声を張り上げて、相手を動かそうとしたり、物事を解決しようとしたりすることは、決して建設的な態度とはいえません。親のほうが、いつもそんなふうに、力ずくで言うことを聞かせようとしていたら、子どももそのような関わり方しかできなくなっていくでしょう。

否定する言葉を叫ぶ前に、Yさんのように、「質問」をしてみるのは、一つの効果的な方法です。
「今はゲームをしないで!」→「今は何の時間だっけ?」
「ここでは、おしゃべりはやめて!」→「ここでは、どうしたらいいと思う?」
「遅れないでよ!」→「何時までに行くんだっけ?」
など、「質問」の形に言い換えてみてはどうでしょうか。

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最終更新:5月19日(木)11時59分

ベネッセ 教育情報サイト