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【MLB】ヤンキースのオーナー、チーム不調に「不満」 名指しで糾弾された選手は…

Full-Count 5月19日(木)14時29分配信

4選手を名指しで糾弾、「残念でフラストレーションのたまる日々」

 5月18日(日本時間19日)現在、16勝22敗とア・リーグ東地区最下位に沈んでいるヤンキースだが、開幕ダッシュできなかった責任について、オーナーのハル・スタインブレナー氏が選手を名指しで糾弾していると、複数の米メディアが報じている。

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 18日にニューヨークにあるMLB本部で行われたオーナー会議に出席したスタインブレナー氏は、報道陣に対応し、「開幕から5週は、残念でフラストレーションのたまる日々だ」と切り出し、打線ではベテラン一塁手マーク・テシェイラと三塁手チェース・ヘッドリー、投手陣では先発マイケル・ピネダと故障者リスト入りした若手ルイス・セベリーノを名指しした。

「マーク・テシェイラのような選手を例に挙げれば、打席で十分に実力を発揮していない。チェース・ヘッドリーも同じだ。最近はよくなってきて、肩の力が抜けたように見える。より強い打球が飛んでいる。これを続けてもらわないと」

 まずはベテラン野手をバッサリ。さらに、「ピネダは心配だ。あの三振数だが、失点の多さと言ったら。明らかにスライダーに問題がある。ラリー(・ロスチャイルド投手コーチ)とフォームの修正に取り組むが、結局、復調するかしないかはピネダ次第。彼はプロ。我々はそれを期待しているし、チームメイトもそうだ」と手厳しく語った。

 また、期待の若手先発セベリーノについても「彼に才能があるのは誰もが知るところ。怪我の影響もあるだろうが、自信の問題もあるだろう。ルーキーが初めてつまずいた時、どうやって切り抜けるかは自分で学ばなければならない」と話したと、記事では報じている。

名指しされた選手は冷静、NYメディアは「スタインブレナーは自分のことも責めるべき」

 メジャーとはいえ、チームが低迷している時にオーナーが選手を名指しして奮起を求めることは非常に稀なことだが、17日現在、打率2割1分1厘と波に乗れないテシェイラは「別に(オーナーを)非難しようとは思わない。先月は自分で見てもひどかった」と大人の対応を見せたという。

 最近8試合は連続出塁と復調傾向にあるヘッドリーも、2割を切る自身の打率について「明らかにいつもとは違う数字」とした上で「ここは彼(スタインブレナー)のチーム。彼は勝ちたいし、自分たちも勝ちたい。これまで自分が思うような活躍ができていないことは分かっている」と冷静に話したと、地元紙「ニューズデー」電子版は伝えている。

 ジラルディ監督やコーチ陣、キャッシュマンGMは「よくやっている」と擁護するスタインブレナー氏だが、ESPN電子版では「ヤンキースの不調について、ハル・スタインブレナーは自分のことも責めるべき」と辛口の論調を展開している。

「ここ数年はベルトラン、ロドリゲス、サバシアらの大型契約が終了するのを待って十分な補強をしていない。それが勝てない原因の1つでもある」と指摘。「選手が実力を発揮していないというが、彼らに価値があると思って給料を払っているのはオーナーだ。選手を名指しして責めたが、自分の責任を言及するべきだったのでは」とまとめている。

 名物オーナーだった父ジョージ・スタインブレナー氏の後を継いだハル氏だが、チームを鼓舞する過激発言をしても、まだ地元メディアには認められていないようだ。

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

最終更新:5月19日(木)15時2分

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