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44試合で先発投手が5回もたず降板は未だなし DeNAが混セの台風の目に!?

Full-Count 5月19日(木)16時15分配信

直近5カードで4カード勝ち越し、チーム防御率は12球団トップ

 最下位に沈んでいたDeNAが混戦セ・リーグの台風の目になるかもしれない。

 山形、福島で行われた17、18日の巨人2連戦に勝ち、引き分けを挟んで3連勝。これで直近5カードのうち、4カードで勝ち越し(残りの1カードは1勝1敗1分)となり、最大11あった借金は5に。5位・ヤクルトに1ゲーム差と最下位脱出も見えてきた。

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 ラミレス監督率いる新生DeNAは4月は2度の5連敗を喫するなど苦しんできたが、なぜ、好調に転じたのか。なんといっても投手陣の力が大きい。

 それを表す数字が、DeNAのチーム防御率だ。19日現在、防御率3.11。これはパ・リーグ1位のソフトバンク(3.16)を抑え、12球団トップ。屈指の選手層を誇る昨季の日本一軍団を上回っていることからも、価値あるものといえる。

 特に、投手陣を牽引しているのが先発陣だろう。現在、先発ローテを形成する6人の成績は以下の通りだ。

◯井納翔一  8試合3勝3敗 防1.93
◯今永昇太  7試合2勝4敗 防1.96
◯山口俊   6試合2勝1敗 防3.79
◯モスコーソ 6試合3勝3敗 防3.46
◯石田健大  8試合4勝1敗 防2.68
◯砂田毅樹  5試合1勝1敗 防4.13

 井納、今永と2人が防御率1点台をマーク。さらに驚くべきは、この6投手に2軍調整中の久保康を加え、44試合で先発投手が5回を持たずに降板した試合はいまだゼロだ。先発陣が崩れず、最低限の仕事をこなして救援陣の負担を減らし、投手陣全体に好循環を生んでいる。

開幕から貧打も梶谷と筒香が復帰、「忍者走塁」でチームがさらに乗る!?

 これだけ投手陣が奮闘しながら、最下位に位置している要因は、貧打にあえいできたからにほかならない。

 ドラフト1位・今永が初登板から好投しながら5試合33イニングで3点しか援護がなく、初勝利に見放されていたことも記憶に新しい。しかし、筒香とともに「飛車角」の立場にある梶谷が左脇腹痛から今月4日に復帰。さらに、2年目の倉本が目下、打率.331とハイアベレージを残し、桑原、乙坂、関根など若手外野手も頭角打線も表すなど、打撃陣も上向いてきた。

 ラミレス監督は4月から「投打がかみ合う時が必ず来る」と話していた。指揮官の思いが実った今、いよいよ反攻態勢が整ってきた。

 チーム状態がいいと、ツキも味方するものだ。17日の巨人戦では1-1の6回1死一、三塁の場面で打者・戸柱が一塁へのゴロを放ち、三塁走者・倉本が本塁へ。巨人の捕手・小林誠のタッチをかいくぐり、ホームにタッチしたことが「忍者走塁」と、話題を呼んだ。

 もちろん、倉本の諦めない姿勢が最も評価されるべきだが、コリジョンルールの導入で捕手が走路を塞ぐことができなくなったことによって生まれたという側面もある。こうしたプレーがターニングポイントになって、チームがさらに乗っていけることもあるだろう。

 チームは20日から5位・ヤクルトとの直接対決3連戦。その先の31日からは毎年、セ・リーグにとって鬼門となる交流戦も控える。現在、首位・巨人とも4・5ゲーム差。盤石の投手陣に導かれるチームの歯車がかみ合いだした今、DeNAが混セの中で一気に急浮上しても決しておかしくない。

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

最終更新:5月19日(木)16時35分

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