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蔡英文総統が就任 「一つの中国」には言及せず/台湾

中央社フォーカス台湾 5月20日(金)13時24分配信

(台北 20日 中央社)1月の総統選挙で当選した民主進歩党(民進党)の蔡英文主席(59)が20日午前、総統府(台北市)で就任宣誓を行い、第14代総統に就任した。8年ぶり3回目の政権交代で、女性総統は史上初めて。

総統府前で行われた就任演説で蔡氏は、両岸(台湾と中国大陸)関係について、1992年に双方の窓口機関が会談した歴史的事実を「尊重する」と語り、その成果を評価した。一方、大陸が受け入れを迫っていた「一つの中国」の原則と、会談で双方が確認したとされる「92年コンセンサス」には言及しなかった。

同日に任期満了を迎えた中国国民党の馬英九政権は2008年以降、同コンセンサスを基に中国大陸との交流を進めてきた。だが、台湾独立志向を持つ民進党はこれを認めていないため、就任演説の内容に注目が集まっていた。

総統選挙で「現状維持」を掲げて当選を果たした蔡氏は、演説でも「我々は今ある(対話と交流の)メカニズムを維持する努力を行う」と強調。両岸双方の与党は歴史の重荷を下ろし、対話を行うべきだと訴えた。

このほか、外交については、日本や欧米などの民主主義国との協力を進めていく姿勢を示した。

(呂欣ケイ/編集:杉野浩司)

最終更新:5月20日(金)13時24分

中央社フォーカス台湾

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