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「やさしい子、なぜこんなことに…」不明女性の親族絶句

沖縄タイムス 5月20日(金)12時11分配信

 無事を願うはかない思いは断ち切られ、最悪の結末を迎えた。行方不明だった沖縄県うるま市の女性(20)の遺体が19日、恩納村内の山中で見つかった。名護市内にある女性の母の実家には、親戚数人が集まった。女性のいとこで40代の男性は「数年前に親戚の結婚式で会った時はおとなしそうな子だった。事件に巻き込まれるとは考えられない。情報が欲しい」と声を詰まらせた。
 別の親戚の男性(69)はこの日、女性の母に「区民みんなでうるま市まで捜索に行こう」と相談するため実家を訪ねた。ちょうど数分前に母が県警に呼ばれたばかり。「こんなことになって」と絶句した。
 約30メートル離れた橋の上では、地域住民数人が様子を見守っていた。60代女性は、遺体発見を知り「まさか。戻って来ると思っていたのに」と嘆いた。
 男性は「(女性が)成人式の時に(母の実家に)来て、オジーがとっても喜んでいた。『やさしい子だ』と」。別の60代女性は「隣近所の子がこんなことになるとは…」とうつむき、吐き捨てるように言った。「何で米兵は事件ばかり起こすかね」
 女性が高校まで家族と過ごしたアパートは市内の別の場所にある。住人の男性(56)は「あいさつを交わす程度だが、印象はごく普通の女の子。あまりにひどい事件で言葉がない」と語った。
 地元の区長(74)は「真面目で頭もいい子だと聞いていた」という。「無事を祈っていたが、最悪の結末を迎えてしまった。無念だ」
 一方、うるま市大田の女性の自宅アパートは、日が沈んでも人の気配はなく、静まり返ったままだった。

最終更新:5月21日(土)21時39分

沖縄タイムス