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成長戦略 民間農業融資を拡大 産業競争力会議

日本農業新聞 5月20日(金)13時0分配信

 政府の産業競争力会議は19日に示した成長戦略の素案で、農業融資に踏み込み、民間金融機関による活性化を提起した。担い手の経営発展に向け、円滑な資金供給が重要になるとし、日本政策金融公庫が民間金融機関に対して農業融資のノウハウ提供など連携強化に乗り出すことを打ち出した。信用保証制度も幅広く活用できるよう見直す。

 農業融資はJAグループも強化する方針を掲げており、競争が厳しくなる可能性がある。

 成長戦略では、これまでの農協改革などで自由な経営環境が整ったとして、担い手の事業成長に必要な資金供給を提起。過度に担保に依存しない融資として、具体的に日本公庫が2月から始めた「事業性評価融資」を取り上げた。経営者の能力や経営戦略を評価し融資する。担い手と金融機関の密接度合いも高まるとみられ、こうしたノウハウを民間金融機関に広く提供していく考えだ。

 農林中央金庫も今年度からの3カ年計画で、農業融資の強化を掲げる。成長戦略を受けて政府の民間金融機関へのてこ入れが加速すれば、こうしたJAグループの自己改革ともぶつかりそうだ。

日本農業新聞

最終更新:5月20日(金)13時0分

日本農業新聞