ここから本文です

BMWのカラーをしっかり受け継いだPHV、「330e/225xe」試乗レポート

オートックワン 5月20日(金)12時20分配信

特定の支店だけで提供していた限定メニューを、今後は本店でも大々的に

日本車ではトヨタ「プリウス」、三菱「アウトランダー」、ホンダ「アコード」などが発売中のプラグインハイブリッド(PHV)ですが、ドイツ車メーカーからもメルセデス・ベンツ、ポルシェ、アウディ、フォルクスワーゲンなどが精力的にPHVを開発し、日本にも続々と上陸しています。そうしたなかで、ここのところ急激に勢いを増しているのがBMWです。

BMW 330e M Sport&BMW 225xe Active Tourer Luxury [画像65枚]

もともとサブブランドのBMW iから「i8」というスーパーカーのようなPHVを市場に投入していたBMWですが、昨年9月に発表された「X5 xDrive40e」を皮切りに“本体”であるBMWブランドからもPHVを発売。今年に入ってから『330e』と『225xe』を追加し、計3モデルをラインナップすることになりました。わかりやすくいえば、これまでは特定の支店だけで提供していた限定メニューを、今後は本店を含めて大々的に取り扱うことになった、という感じです。

なぜ、本店でも限定メニューを扱うことになったかといえば、それはお客さんからの要望が大きかったからではなく、このメニューを取り扱う社会的な意義を考慮して、できるだけたくさんのお客さんに提供する必要があると考えたから、というのが正しい答えになります。

というのも、電気自動車としても使えるPHVは自動車が排出するCO2の削減に役立つので、今後はBMWグループを挙げて積極的にその拡販に努め、地球温暖化の防止に貢献する方針を打ち出したからです。言い換えれば、一企業の利益だけでなく、地球全体を考えての判断だったといえるでしょう。

CO2は車以外からも排出している

では、どうしてPHVはCO2削減に役立つのでしょうか?

「電気で走るから」という答えは半分正しくて、半分正しくありません。たしかに電気で走る自動車はCO2を排出しないと考えられています。ただし、電気を生み出す場所、つまり発電所では多かれ少なかれCO2を排出しています。

かりに太陽光発電のようなクリーン電力でも、量は少なくとも発電所を建設する過程でCO2は排出されます。だから、電気で走るということだけが大切ではなくて、どんな電気で走らせるかもあわせて大切ということになります。

この考え方からいえば、まさに太陽光発電や水力発電といった再生可能エネルギーから発電するのが環境のためには優しく、火力発電、それも石炭や石油といった化石燃料を使った発電は環境にあまり優しくないといえます。

もっとも、いくら日本でも電力が自由化されたとはいえ、発電方式まで選ぶのはなかなか難しいのが現実です。ただし、PHVをより環境に優しい形で使う方法だったら、ある程度工夫することができます。それは、なるべくガソリンを使わずに、家庭の電源から充電した電気で走らせること。なぜなら、ガソリンでエンジンを回すよりも、大規模な発電所で作られた電気のほうがCO2の排出量は少なくて済むと考えられているからです。というわけで、PHVを買ったらなるべくお宅で充電して走らせてください。私(?)からのお願いです!

1/4ページ

最終更新:5月20日(金)12時20分

オートックワン