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老舗の陶磁器メーカー、(株)エムシーエルが特別清算

東京商工リサーチ 5月20日(金)13時3分配信

 (株)エムシーエル(旧:(株)ミヤオカンパニーリミテド、TSR企業コード:500008434、法人番号:5190001016518、四日市市羽津中3-2-5、設立昭和25年12月、資本金9979万円、代表清算人:宮嶋邦彦氏)は5月6日、津地裁より特別清算開始決定を受けた。
 負債総額は金融債務を中心に26億円。
 昭和6年10月に創業した老舗の陶磁器メーカー。「ミカサブランド」をはじめとする高級洋食器を手掛け、米国を中心とする海外市場にも販路を築き、ピークとなる平成5年12月期には約64億8700万円の売上高を計上していた。
 その後は安価な海外製品に市場を奪われ、洋食器部門が低迷。この対策として、マレーシアの海外子会社経由で製造コストの低減に注力しつつ、大手国内家電メーカー向けのセラミック製品のほか、オーブンレンジなどの家電製品用セラミックトレー、IH調理機に対応した土鍋をはじめとした取扱製品を拡大してきた。しかし、過去の工場投資や海外子会社への貸付負担、不良在庫が資金面を圧迫し、厳しい経営を余儀なくされてきた。
 26年12月期は円安傾向が業績に貢献したこともあり、売上高は前期比107%の23億3000万円に伸長。一方、不動産の売却による固定資産売却損や製品在庫処分損などで約5億円の特別損失を処理したため、5億500万円の赤字を計上し、債務超過額は14億円以上に膨らんだ。
 27年12月期に入っても円安傾向を追い風に事業環境は持ち直しつつあったが、年間売上高を上回る金融債務の圧縮や債務超過を解消することは極めて困難と判断し27年9月、スポンサー100%出資の新会社(株)ミヤオカンパニーリミテド(TSR企業コード:015461939、法人番号: 6190001022911、四日市市)に事業を譲渡。当社は現商号に変更、解散し今回の措置となった。
 なお、マレーシアの海外子会社に関してもスポンサーが買収している。

東京商工リサーチ

最終更新:5月20日(金)13時53分

東京商工リサーチ