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1-3月期GDPに絡む市場の「期待」と相場の「クセ」

マネーの達人 5月20日(金)5時11分配信

いよいよ伊勢志摩サミットが迫ってきていますが、これを目処に発表される日本の景気対策が市場では注目されています。

この経済対策の中身を大きく左右する材料の1つに、5月18日の1-3月期の実質国内総生産(GDP)の速報値が挙げられていました。

この結果がようやく出たわけですが、その数字は市場予想を大きく上回る、なんとも意外なものになりました。

今回はこのときの相場を通して、よくあるクセのようなものをトレーダーの視点から見ていこうと思います。

実質GDPを受けての日経平均株価の動き

5月18日に発表されたGDPは、前期比で+0.4%、年率換算すると+1.7%という結果でした。市場予想が前期比で+0.1%、年率換算すると+0.3%だった数字を見るとけっこうな強い結果です。

このGDPの結果を受けて、CME日経平均先物は1万6700円近くまでいったんは100円ほど上昇する動きを見せますが、この上昇が限界となると、一気に1万6500円手前まで200円近く急反落する動きとなります。

そして、この下落の勢いが限界になると、今度は300円近くもの強い上昇を見せ1万6800円にタッチしています。(この後、もう一度、強い下落が起こっていますが、これは別の要因が大きいので今回は省略します。)

上げて、下げて、また上げるという、なんとも激しい上下を短い時間に繰り返すという相場。この背景にはどういった市場心理が絡んでいたのでしょうか?

市場が期待していたのは悪い数字だった!

最初の上昇の反応は、GDPの結果を受けた素直なものなので特に説明は不要だと思います。指標結果が良かったので上昇したという、ごく当たり前の現象ですね。

問題なのは次の急反落なんですが、この背景には、市場が期待している日本の景気対策とGDPの間にあるねじれ関係がありました。

具体的に言うと、GDPが悪かったほうがより強い景気対策が打たれる可能性が高まるということです。GDPがあまり良すぎると、景気対策を打つ理由がなくなってしまいますからね。

そういう意味では、市場はGDPがむしろ悪い結果になることのほうを、期待していたのかもしれません。その市場の期待が裏切られてしまったことで、期待はずれの下げという展開につながってしまった形です。

指標の結果自体よりも、その指標に対して持っている市場の期待が優先されるということですね。

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最終更新:5月20日(金)5時11分

マネーの達人

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