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打撃3部門はすべて昨季以下のペース ソフトバンク柳田がぶち当たった壁

Full-Count 5月20日(金)12時8分配信

厳しい内角攻めも…柳田の状態が上がらない理由は?

「トリプルスリー男」が苦しんでいる。ソフトバンクの柳田悠岐。昨季3割6分3厘、34本塁打、32盗塁をマークし、ヤクルト山田哲人とともに3割30本塁打30盗塁のトリプルスリーを達成した主砲の状態が、なかなか上がってこない。

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 4打数2安打だった5月19日の日本ハム戦(ヤフオクドーム)を終えた時点で、打率2割6分4厘、4本塁打、16打点、6盗塁。昨季の同時期(5月19日終了時点)での成績は、打率3割5分1厘、6本塁打、24打点、4盗塁。盗塁以外での打撃3部門で、昨季の成績を下回っており、その数字はどうしても物足りなく映ってしまう。

 40本塁打40盗塁の「40-40」を目標に掲げて臨んだ今季。不振の原因は、他球団からの昨季以上の厳しいマークによるところが大きいだろう。

 他球団の厳しい攻め、そして警戒は開幕から際立っていた。開幕カードの楽天3連戦(コボスタ宮城)だけで5四球。走者がいようが、いまいが、際どい所ばかりを攻め“四球やむなし”の姿勢が見て取れた。

 しかも、外一辺倒というわけでなく、厳しい内角攻めが多い。どの球団も、そこは同様だ。その結果として、開幕から18試合連続四球とし、1970年に王貞治(巨人、現ソフトバンク球団会長)が作った連続試合四球のプロ野球記録に肩を並べ、40試合終了時点で41四死球としている。

ソフトバンク首脳陣は「我慢」の重要性を説くも…

「強打者の打撃を崩すには、やっぱりインコース」。ソフトバンクの藤井康雄打撃コーチは以前に、こう語っていた。それは、柳田にとっても例外ではなかった。厳しい内角攻め、そして、なかなか甘いところにボールが来ない状況が、打撃を微妙に狂わせていった。

 シーズン序盤、ソフトバンク首脳陣は事あるごとに、背番号9に「我慢」の必要性を説いていた。打ちたいがあまりに、厳しいボールに手を出すことによって、打撃が崩れることを恐れていたからだ。

 5月8日の楽天戦、同10日のロッテ戦(ヤフオクD)で今季初となる2試合連続本塁打を放って、復調気配を感じさせたが、その後の7試合は、25打数6安打の打率2割4分で10三振。相変わらず、他球団からの、死球になりそうな内角攻めは続く上に、柳田自身の打ち損じも目に付く。3、4月の打率2割3分6厘に比べ、5月は打率3割9厘と上昇傾向にあるが、本来の打撃を取り戻すところまではいっていないのだろう。

 厳しい攻めはこれからも間違いなく続く。警戒される中で、甘い球を一振りで仕留める。それが出来る状態へと上げていくことが求められる。球界トップクラスの打者へと成長した柳田が、1つの壁にぶち当たっている。

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

最終更新:5月21日(土)14時32分

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