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[今語りたいフットボーラー! 6]雌伏のときを経て…… 復活を期すサムライたち

theWORLD(ザ・ワールド) 5月20日(金)20時20分配信

ドイツでケガに泣かされた武藤と清武

ヨーロッパに戦いの場を求める日本人選手の数が増えた分だけ、そこで活躍することの難しさをより一層強く思い知らされた。まもなくクライマックスを迎える2015-16シーズンは、そんな1年だったのではないだろうか。

今季を振り返ると、岡崎慎司の(所属クラブの成績も含めて)活躍こそあったものの、日本人選手は総じて苦しんだ印象が強かった。本田圭佑、長友佑都がシーズン後半に入り、いくらか盛り返しはしたが、それでも全体的な負の印象を覆すには至らなかった。

武藤はFC東京から移籍したばかりのシーズン序盤からチームの主力としてプレイ。決して強豪とは言えないマインツにあっては、守備に追われて思うように力を出せないこともあったが、概ねコンスタントに特徴を発揮していた。 チームメイトのユヌス・マッリが活躍できたのも、武藤の献身的かつ精力的なプレイの恩恵を受けたからだろう。

それだけに右ヒザのケガが痛かった。しかも、ようやくケガが癒え、復帰が見えてきたシーズン終盤にもまた別箇所を負傷してしまったこともあり、結果的にシーズンの約半分を棒に振ることになってしまった。

だが、現地での評価は高く、プレイ自体に問題があったわけではない。ケガさえ完治すれば、今季前半戦以上の活躍ができるはずだ。

同じことは清武弘嗣にも言える。ハノーファーで背番号10を与えられていることからも分かるように、チーム内での信頼は勝ち得ており、事実、試合に出れば度々決定的な仕事をやってのける。清武抜きでは攻撃はたちまち単調なものになることからも、彼が重要な戦力であることは間違いない。

しかし、清武もまた、ケガに泣かされた。それも日本代表での活動中に負ってしまったのは、あまりに皮肉な結果だ。Jリーグ時代からケガが少なくなかった清武だが、能力の高さには疑いがないだけに、シーズンをフルに戦えるコンディションが求められる。

武藤は23歳、清武は26歳と、彼らは年齢的にもまだ底を見せておらず、加えて、すでにドイツでも通用しているだけに、ケガからの回復と、シーズンをフルに戦えるコンディションを作ることが優先課題となる。言い換えれば、それさえ整えば、来季は今季を上回る活躍が十分にできるはずである。

とはいえ、すべての選手が不運の一言で片づけられるわけではない。

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最終更新:5月20日(金)20時20分

theWORLD(ザ・ワールド)

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