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鞍掛山に見守り隊、小松・滝ケ原町 自然保護、呼び掛け

北國新聞社 5月20日(金)3時24分配信

 小松市滝ケ原町の住民有志は、環境省の「生物多様性保全上重要な里地里山(重要里地里山)」に選定された鞍掛山の自然を守るため、「自然環境保護見守り隊」を結成した。野生植物・生物の生息場所などが荒らされないように登山道などをパトロールし、ふるさとの豊かな自然を後世に残す。

 見守り隊は、地元住民らでつくる「滝ケ原町鞍掛山を愛する会」や町内会などの会員約80人で構成する。腕章を着けた隊員が定期的に見回り、登山者に植物を摘み取らないよう呼び掛けて自然保護につなげる。

 重要里地里山は、貴重な生物の生息場所や里山保全の先進的な取り組みを行う地域で、環境省が昨年12月に全国500カ所を認定した。県内では「鞍掛山・滝ケ原地区」を含む15カ所が選ばれた。

 鞍掛山は標高477メートルで、見守り隊によると、山頂まで1時間程度で登ることができることから、町内外の登山者から人気がある。

 登山道にはヤマユリやユキワリソウなどさまざまな草花が自生しており、登山口近くにはハッチョウトンボなど貴重な生物が生息する「トンボの楽園」などがある。見守り隊によると、登山者の中には草花を摘み取るなど里山を荒らす行動が時折、みられるといい、重要里地里山に認定されたことを機に町の自然を守るため見守り隊を結成した。

 21日に鞍掛山登山口で結成出発式(北國新聞社後援)を行い、隊員が登山道を見回る。見守り隊の山下豊代表は「これから山野草が見頃となる。山や貴重な動植物が荒らされないよう守っていきたい」と話した。

北國新聞社

最終更新:5月20日(金)3時24分

北國新聞社