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農地で魚道整備探る、トキ舞う珠洲の里山づくり 餌繁殖する水の流れに

北國新聞社 5月20日(金)3時24分配信

 珠洲市でトキが生息しやすい環境整備を進める「トキの舞う能登の里山創出プロジェクト」は、餌となるドジョウなどの水生生物の生息域を広げるため、同市三崎町粟津で、農地での魚道整備に向けた検討を進める。水生生物の定点調査の結果を基に、稲作の妨げにならぬようドジョウなどが繁殖しやすい水の流れをつくり、野鳥の餌場とする。

 プロジェクトによると、トキなど野鳥保護のため、地区全域の農地を対象に、水生生物の生息域拡大を図る取り組みは、県内で例がない。

 粟津の水田は昨年3月まで、雌のトキが約1年間餌場としていた。ドジョウを主な餌としていたことから、年間通して、ドジョウの生息域の変化と、稲作の過程に応じた用水路や排水路の水の流れを分析し、効果的な魚道整備を目指す。

 プロジェクトを構成する珠洲市の地域づくり団体「能登半島おらっちゃの里山里海」や市の担当者、住民ら11人は19日、粟津で、4回目の「ドジョウ調査」を行い、5~13センチのドジョウ101匹や、希少なゲンゴロウ、カワニナ、ヤゴなどを確認した。プロジェクトは月1回程度調査を続け、効果的な魚道整備を考える。

北國新聞社

最終更新:5月20日(金)3時24分

北國新聞社