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内山高志の敗戦に元DREAM王者の高谷裕之がショック

バトル・ニュース 5月21日(土)11時2分配信

 5月20日夕、都内渋谷区のGOLD’s GYM原宿東京で、高谷裕之(高谷軍団)が公開練習をおこなった。高谷は「PANCRASE 278」(6月12日、ディファ有明)でパンクラスに2度目の出場を果たす。対戦相手はベラトール、UFCを経験してきたナザレノ・マレガリエ(Team Tavares)だ。
 マレガリエはUFCファイターであるチアゴ・タバレスのチームで汗を流す。柔道、テコンドー、ブラジリアン柔術を経て2007年、MMAプロデビューを果たした。28勝7敗の戦績(8KO、1本勝ち17)を築き、「アルゼンチンの虎」という異名をとっている。
一方、高谷は元DREAMフェザー級王者で、現パンクラス・フェザー級8位だ。2015年4月にパンクラス初参戦し、ガイ・デルモにKO勝ち。その後、大晦日の「RIZIN」にてDJ.Taikiを破っている。試合は半年ぶり、パンクラスには約1年2ヶ月ぶりの出場となる。

 ジムの格闘技場に入った高谷は「せっかくこんなに広い場所を使わせてもらえるので、少し多めにやらせてもらっていいですか」とごきげん。3分3Rの打撃スパーリングには力がこもっていた。
 体調は良い。「減量も始まって、これからというところですけど、今のところ問題ないです」と話す。公開練習は打撃だったが、やはり得意の打撃で勝負するつもりだ。「相手は積極的で、極めもあるし、オールラウンドにできる選手だと思います。映像も見ましたけど、フロントチョークとか油断できないと思います。打撃もできるとは思いますけど、どちらかというと、やはり警戒するのは寝技ですね。フロントチョークの対策などしています。テイクダウンされなければ寝技は出来ないので、テイクダウンされないような対策ですね」と、徹底的に相手の攻め手を封じるつもりだ。そのためにディフェンスに重点を置いて練習しているという。

 1週間の練習スケジュールを聞くと「総合、ボクシング、総合、ボクシング、総合、総合ですね」と言う。総合は修斗ジム東京(品川区五反田)と総合格闘技津田沼道場(千葉県船橋市)、ボクシングはワタナベボクシングジム(品川区西五反田)で練習している。高谷は「移動が忙しいです」と充実した表情で笑った。
 ワタナベジムと言えば、先頃、前WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者・内山高志がまさかの敗戦を喫したばかり。高谷は「ショックでしたね。まさか負けるなんて思っていなかったので、すごいショックでした。でも、またやってくれると思います。やっぱり、海外の選手はわからないことが多いですね。トリッキーだったり、油断できない。自分も気を引き締めていきたいと思います」と襟を正した。

 2戦目となるパンクラスでの闘いは、高谷にとって楽しみなようだ。「間が空きましたけど、パンクラスはケージが広くて、足もとも滑らなくてすごく闘いやすいです。いいところでやらせて頂けてありがたいです」と話す。
 初戦は見事なTKO勝ちを挙げたが、もちろん今回もKOを狙う。「相手もガンガンくると思うので、噛み合う試合になると思います」と話した。
 今後について尋ねると「舞台を問わず、いい選手と闘っていきたい。最終的には海外の舞台に出たいと思っているので、そこに辿り着くまでガンガンいきたい」と話す。同大会にはやはりUFC経験者の日沖発(ALIVE/同級2位)も出場するが、「日沖選手には1回勝っている(※2003年7月、修斗新人王トーナメント ライト級 2回戦で高谷が判定勝ち)ので、もう1回勝ちたいとはあまり思わないですね。もちろん、組まれたら闘いますけど。まあ普通は、負けている相手とならもう一度やりたいと思うでしょうけど、勝っているので」と、あまり意識はしていないようだ。
 高谷の視線の先にあるのは、あくまで海外だ。そういう点で、UFC Fight Passでの放送もあるパンクラスはやりがいのある場所なのだろう。「相手はUFCやベラトールで闘っている選手。その相手に勝って、海外へアピールしたい」と目を輝かせた。

(写真・文/佐佐木 澪)

最終更新:5月21日(土)11時2分

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