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鎌ケ谷でひそかな話題に なぜ野球観戦でラジオ体操?

Full-Count 5月21日(土)9時12分配信

日本ハム2軍本拠地で開催されるラジオ体操にはビジター選手も参加

 日本ハムファイターズ2軍の本拠地、「ファイターズ鎌ケ谷スタジアム」では5回終了時にラジオ体操が行われる。始めた当初はまばらだったものの、現在では8割ほどの観客が体を動かし、その珍しさからビジター選手も参加する鎌ケ谷名物となっている。なぜ、野球観戦でラジオ体操を行うことになったのだろうか。ファイターズ首都圏事業部の中原信広さんに話を聞いた。

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「鎌ケ谷スタジアムは近隣のファミリー層をはじめ、野球ファンから野球を知らない初心者の方までどなたでも笑顔で楽しんでいただけるアメリカ式のボールパークを目指しています。その中の一環でお客さんに楽しんでもらおうとラジオ体操を始めました。

 本格的に始めたのは2012年からです。それ以前は『カビー体操』という子ども向けの体操を行っていました。しかし、リズミカルには踊れますが、難しくて多くの人に浸透しませんでした。平日は年配の観戦者が多いということもあり、誰でもわかるラジオ体操に変更しました」

 野球観戦は、体だけでなく試合内容により心も緊張の連続。そのため、ラジオ体操で体も心もほぐしてもらおうという考えだ。スタンドだけでなく、グラウンドに降りてラジオ体操を行うことができ、こちらは子どもの参加者が多い。

今年は鎌スタ20周年で珍企画も、「笑顔で楽しいテーマパークを目指す」

「センタースコアボードの裏には簡単にストレッチができる健康器具を置いた『鎌スタ☆レッチ』を設けています。スポーツ施設なので健康をテーマとしたボールパークづくりに心がけています」

 ボールパークを目指す鎌ケ谷スタジアムらしい、アメリカンジョークが効いたイベントも行っている。

 今年は鎌スタの20周年ということで4月にはルーキー上原健太投手にちなみ「上原さんいらっしゃい」企画を実施。名前が「うえはら」または「けんた」、出身地あるいは現住所が「沖縄県」、出身校または在校生が「明治大学」「広陵高校」の人は入場無料になるイベントを実施した。

「2軍戦なので、野球だけのパフォーマンスをしてお客さんを呼ぶのは難しい。野球ファンももちろんですが、どちらかと言えば近隣の家族に来てもらえるような笑顔で楽しいテーマパークを目指しています」

 1軍が北海道にあるため、1軍との抱き合わせのコラボ企画が難しい。しかし中原さんは「ピンチをチャンスに変えるならば、独自性を打ちやすい」と話す。新たな「鎌スタ名物」が今後誕生するか、注目だ。

篠崎有理枝●文 text by Yurie Shinozaki

最終更新:5月21日(土)9時12分

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