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ソニーが新技術CLEDISを発表。微細なLED素子を敷き詰めて、スケーラブルな大画面を実現

Stereo Sound ONLINE 5月21日(土)0時18分配信

光源のサイズはなんと約0.003平方ミリメートル!

ソニーは、微細なLED素子を光源に使った高画質ディスプレイ技術CLEDIS(クレディス)を発表した。医療等の研究機関や博物館、各種シミュレーションといった用途に向けて提案を行っていくという。

 CLEDISは、2012年に発表されたCrystal LED Display(クリスタルLED)の技術をベースに開発されたという。クリスタルLEDは、画素ひとつひとつに微細なLED(RGB)を割り当て、画素単位で色や明るさを制御しようというもので、同年のCES会場で試作機をチェックした麻倉さんも絶賛していた。

 今回のCLEDISは、光源サイズ0.003平方ミリメートルという微細なLED素子を画面表面に配置し、ひとつひとつを独立して駆動させるのはクリスタルLEDと同様だ。ベースの画面は黒色なので、明るい環境であっても光源が光っていない場合は黒く見える。これにより高いコントラストも獲得できるそうだ。

複数のディスプレイユニットを組み合わせて大画面を構築

 一番の違いはディスプレイユニットで構成されていることで、水平320×垂直360の光源を搭載したユニットを、必要に応じて組み合わせていくことで画素数の制約のないスケーラブルな大画面が構築できるようになっている。

 採用されているLED素子は視野角約180度をクリアーしており、大画面でも隅々まで輝度むら、色むらのない映像を再現する。また色域についてもsRGB比140%と優れたパフォーマンスを実現している。

 高速応答性も優れており、動きの速い映像でもぶれなく忠実に再現可能。スポーツやトレーニングシミュレーションのように瞬時の応答性を求められる用途にも最適という。

 CLEDISは先述したディスプレイユニットとディスプレイコントローラーで構成されている。ディスプレイユニットを144個組み合わせると8K×2K(横9.7m×縦2.7m)の大画面ディスプレイとなり、しかもディスプレイユニットには目地がないので、あたかも一枚の映像のように見えるという。

 CLEDISは、6月にラスベガスで開催されるInfoCommで展示されるとのこと。AVファンとしては、将来的にはこの技術を使った家庭用テレビも観てみたいものだ。

Stereo Sound ONLINE編集部

最終更新:5月21日(土)0時18分

Stereo Sound ONLINE