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珠洲で「伝統産業観光」 木ノ浦ビレッジ、食談や写真展示で紹介

北國新聞社 5月21日(土)3時7分配信

 珠洲市の観光交流拠点施設「木ノ浦ビレッジ」は、製塩や高級木炭、珪藻土(けいそうど)など地元に根付く生業(なりわい)をテーマに誘客を図る「伝統産業観光」に取り組む。第1弾として6月下旬、国の重要無形民俗文化財「能登の揚浜(あげはま)式製塩の技術」を受け継ぐ角花(かくはな)家を題材に食談や写真展示、揚浜塩を使った食事提供を行い、珠洲の奥深い魅力を紹介する。

 「受け継ぐ展」(北國新聞社後援)と銘打ち、珠洲版の産業観光事業を展開する。珠洲の地で受け継がれ、後継者が育っている産業を取り上げる。

 珠洲市清水町の角花家は現在、製塩を手掛ける豊さん(68)や長男洋さん(41)ら家族ぐるみで塩作りに取り組む。貴重な角花家の塩を手に入れることができる数少ない施設であることから、木ノ浦ビレッジが角花家に協力を依頼した。

 18日には同施設の志保石薫(ゆき)副支配人が塩田を訪れ、豊さんらのインタビュー、写真撮影を行った。

 6月25、26日に同施設で開催する「受け継ぐ展 角花家のはま塩」では、アマチュアカメラマンが製塩現場を撮影したドキュメンタリー映像の上映や、角花家の塩を調味料に珪藻土のコンロを使ったメニューを提供し、洋さんの食談も行う。

 志保石さんは「企画を通じて珠洲の伝統産業と、それに携わる人々の心を伝えて、珠洲ファンを増やしたい」と話した。

北國新聞社

最終更新:5月21日(土)3時7分

北國新聞社