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別所哲也とLiLiCoが教えるショートフィルムの楽しみ方

Movie Walker 5月22日(日)7時0分配信

6月2日(木)から開催される「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2016(以下SSFF & ASIA)」。普段、劇場ではなかなか観ることのできないショートフィルムを一挙に楽しめるイベントとして毎年好評を博しているSSFF & ASIAは、今年で開催18年を数え、定着したファンを持つイベントに成長している。その魅力や楽しみ方を代表の別所哲也、フェスティバルアンバサダーのLiLiCoに聞いたところ、口を揃えて「来たことがない人は、まずは一度足を運んでみて!」と言う。

【写真を見る】マーティン・スコセッシ監督の『オーディション』は、16分あまりの作品ながら製作費はなんと7000万ドル

別所「ショートフィルムっていうと実験的でわかりにくいもの、という先入観を持っている人もいるかもしれませんが、決してそういうものばかりではありません。良質なエンターテイメント作品が多く、初めて観る方も楽しめますし、上映時間が短いので何作品も同じ日に楽しめるはずです。その楽しみにとりつかれたリピーターの方がとても多いイベントなんですよ」。

LiLiCo「短い時間で、起承転結のある物語を観られるのがショートフィルムの良さ。その楽しさをみんなに知ってもらいたい!私のような映画好きな人だけでなく、ミュージックビデオやCMに興味があるという人にも響くのが、ショートフィルムの良さでもあるんです。それに、会期中はいろいろなイベントが行われるから、お祭りに行く気分で楽しんでもらいたいですね」。

SSFF & ASIAで上映されるのは、有名監督による超豪華な作品から自主制作作品まで幅広い。その中でも、ビギナーが入りやすい作品として、レオナルド・ディカプリオ、ロバート・デ・ニーロ、ブラッド・ピットなどが出演するマーティン・スコセッシ監督作『オーディション』などがある。

別所「あの作品は、ショートフィルムなのに7000万ドルもかけて作られています。また、14歳の少年がジョン・レノン本人にインタビューした録音テープをもとに映画化した『アイ・メット・ザ・ウォルラス(I Met the Walrus)』のような、ひとひねりある知的好奇心くすぐる作品も、ショートフィルムになじみない人はスッと入りやすいのではないかと思います。とにかく堅苦しく考えず、興味をそそられたタイトルを片っ端から観てもらいたいです。1作品あたり、数分から10数分のものですから気軽にね」。

LiLiCo「私もそうやって、ちょっとでも興味ある作品を片っ端から観ていますよ。今年はベトナムの『ネコとオレンジの種』や、ファッションブランドのTED BAKERやA.P.C.など、女性が観て楽しめる作品がたくさん上映されるんです。もちろん私自身が気に入っている作品。これでもっと女性のファンが増えると嬉しいんだけどな~」。

SSFF & ASIAを立ち上げた別所は、このイベントを「シネマティック・モーメント」という言葉で表す。「映画を楽しむ時間を共有し、その雰囲気を味わってもらいたいというのがSSFF & ASIAのスローガン。また、映画は各国からやってくるので、いわばSSFF & ASIAに来るだけで世界を旅した気分にもなれます。その“シネマティック・モーメント”を楽しんでもらいたいですね」。

LiLiCo「それに、このイベントには数多くのゲストも来場します。皆さん、一般の来場客と気さくにしゃべってくれますし、ふれあう時間も多いのが魅力。監督やキャストなど、クリエイターと観客の距離がこんなにも近い映画祭はないんじゃないかな。映画のプロもアマチュアも、一般の人も同じ場所にいるなんて、滅多にない機会。これを逃しちゃいけませんよ!」。

「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2016」は6月2日(木)から6月26(日)まで、約1か月にわたって東京・横浜の各会場で開催される。映画館にはあまり出かけないというあなたも、気軽に会場に足を運んでみてはいかがだろうか。【取材・文/よしひろまさみち】

最終更新:6月5日(日)9時22分

Movie Walker