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皮膚病から若返りにまで効果を発揮する「第二の皮膚」とは何か

エコノミックニュース 5月22日(日)18時24分配信

米ハーバード大学およびマサチューセッツ工科大学、さらに美容品メーカーであるリビングプルーフなどからなる研究チームは、皮膚の表面に塗りつけることによって該当箇所を保護するだけではなく、肌の再生機能の促進作用をも持つ「第二の皮膚」とでも言うべきクリームを開発したと発表した。

このクリームはシリコンの一種であるポリシロキサンを原料とし、非常に高い保湿性と紫外線などの外部からの刺激に対する防御力を有している。シワやたるみなどの肌トラブルに対して高い即効性を発揮し、塗布した後すぐにこれらを除去する。さらにその保湿機能により、肌に弾力とハリを取り戻させる。

使い方はまず肌の表面にクリームを薄く伸ばし、さらにその上から触媒を塗るというもの。このクリームの効果はおよそ24時間持続する。また肉眼では皮膚の上のクリームを確認することはまず不可能であり、塗布後にこすったり洗ったりすることによってクリームが落ちてしまうということもない。

皮膚は通常、加齢などの時間経過や環境の変化、病気などにより、人の生涯を通じてその機能を低下させていく。現在においてもこの機能を回復させる手段にはさまざまなものが存在するのであるが、そこには未だ大きな限界が存在する。一方でこのクリームは患者の身体にほとんど負担をかけること無く、ごく簡単な方法でこれまでにない効果を発揮させることが可能であり、大きな注目を集めている。

一刻も早い市販化が期待されている本クリームであるが、現在のところアメリカ食品医薬品局(FDA)からの許可が出ていない。研究チームは今後、さらなるデータの収集を行っていく予定だ。

先ずは美容目的での商品展開が見込まれている本クリームなのであるが、今後はUVカット機能を強化した日焼け止めや、湿疹や乾癬などの皮膚疾患の治療薬と組み合わせることで持続して治療効果を発揮させるというような形での応用の余地も大きいとされており、さらなる研究開発が期待されている。(編集担当:久保田雄城)

Economic News

最終更新:5月22日(日)18時24分

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