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マカオカジノ大手SJM、新IRの95%を非カジノ要素に…17年末完成予定のグランドリスボアパレス=政府は過度なカジノ依存からの脱却目指す

マカオ新聞 5月22日(日)17時38分配信

 過度なカジノ依存からの脱却を目指すマカオ政府は4月26日に公表した2016年から2020年までの「5ヶ年発展計画」草案の中で、売上高に占める2020年までにカジノライセンスを保有する6陣営のノンゲーミング(非カジノ)部門の割合を2014年実績の6.6%から9%以上にするとの具体的数値目標を掲げた。

 マカオ政府が5月11日に公表した「ゲーミング(カジノ)産業中間レビュー報告書」データによれば、2014年の6陣営の売上に占めるカジノ売上の比率については、比率が高い順にSJMの98%、ギャラクシーの96%、MGMの95%、メルコの91%、ウィンの87%、ヴェネチアンの79%となっており、3陣営が数値目標に達していないことになる。

 最も非カジノ部門の売上比率が低かったSJMは、「マカオのカジノ王」ことスタンレー・ホー氏が率い、2002年まで40年間にわたってマカオのカジノ経営権を独占していた老舗カジノオペレーターだ。リスボアブランドのカジノ施設及び中小規模のホテル内にフランチャイズ方式で衛星カジノを展開するが、現時点で他陣営のような大型IR(統合型リゾート)と呼べる施設を保有していない。目下、コタイ地区で同社初の本格的なIRとなるグランドリスボアパレスの開発を進めている。

 マカオの日刊紙澳門日報が5月21日付紙面で報じた内容によれば、SJMホールディングスのアンブロース・ソーCEOは同紙の取材に対し、グランドリスボアパレスの95%を非カジノ要素、残る5%をカジノ要素とする計画で、政府が示した数値目標を達成できる自信があるとコメントしたとのこと。また、グランドリスボアパレスのカジノテーブル申請数は400~500台程度を想定、竣工予定時期は2017年第4四半期(10~12月)とした。

 SJMホールディングスがこれまでに発表した情報を総合すると、グランドリスボアパレスの敷地面積は約7万平米、延べ床面積は約52万平米(駐車場など除く)で、パラッツォ・ヴェルサーチホテル、カール・ラガーフェルドホテルなど3つのホテル、カジノ、料飲施設などで構成される。

最終更新:5月22日(日)17時54分

マカオ新聞