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押井守最新作『ガルム・ウォーズ』をひもとく3つの発言! スタジオジブリ鈴木氏との旅行もきっかけに

dmenu映画 5月22日(日)18時0分配信

独特の世界観と映像の美しさで世界を魅了し続ける鬼才・押井守監督の最新作『ガルム・ウォーズ』が遂に公開されます。
常に世界中から注目され、新作が待ち望まれている押井監督の試写やイベント、インタビューなどで取り上げられた発言から本作の見どころをひもといてみたいと思います。

『ガルム・ウォーズ』ストーリー

遥かなる古代、戦いの星・アンヌン。創造主・ダナンに仕えるガルムと呼ばれるクローン戦士が生息し、果てしない争いを繰り広げていた。ガルムには8つの部族があったが、ダナンが星を去って以降、部族間の戦いによって5部族が絶滅し、空の部族コルンバ、陸の部族ブリガ、情報に長けたクムタクの3部族だけとなってしまった。
ある時、戦場でコルンバの女性飛行士・カラ、ブリガの兵士・スケリグ、クムタクの老人・ウィドが出会うが、敵同士であるにも関わらず、連帯が生まれる。

創造主にして神であるダナンがなぜこの星を去ったのか?ガルムとは一体何者なのか?彼らは何処から来て何処へ行くのか?

幻の作品『G.R.M』とは?

デジタル技術を駆使してそれまでにはない新しい映画を生み出すことを目的に組織された「デジタルエンジン」構想というプロジェクトの一環として、1990年代の後半に押井守監督作品『G.R.M』、通称『ガルム戦記』が企画されました。
アニメと実写の融合を試みた先進的な取り組みと、総製作費60億円とも80億円ともいわれた、日本映画の常識を超える壮大なスケールに多くの映画関係者が期待と関心をよせていましたが、費用調達の問題から1999年に製作が凍結。『G.R.M.』はファンの間でのみ語り継がれる幻の押井作品となってしまいました。

押井監督が作品を企画する際はいつも、「あきらめずにしつこく口にしていると、いつか“タイミングの合った時”に実現できるものなんだ。オレは作品に関しては執念深いからね。」と語っていました。 15年経った今、言葉の通り機材の性能向上や税制優遇制度を利用した製作体制が構築でき、伝説が実現できる“タイミングの合った時”が訪れることに。そして、『G.R.M.』伝説にさらに磨きをかけ『ガルム・ウォーズ』として公開されることになったのです。

そして、常に世界中から注目され、新作が待ち望まれている押井監督は、本作についてこんな発言をしていました。
押井発言その1:「すべての映画はアニメになる」
押井監督が考える実写映画とアニメーションの違いは、「カメラで現実をいかに切り取るか」と「フレームの中をいかに作り込んでいくか」ということ。
しかし、デジタル技術の発展によって、実写映画でも撮影後にデジタルでなんらかの加工を加えることは当たり前になり、アニメーション的な「フレームの中をいかに作り込んでいくか」というものに近づいています。
異世界を表現しようとすればするほど、「撮影された映像はあくまで素材で、それを使いながらフレームの中で映像を作り込んでいく」ことに重点が置かれていっており、これを指して押井監督は「すべての映画はアニメになる」と発言していたのです。
本作『ガルム・ウォーズ』でも、「フレームの中を作り込んでいく」作業によって、光をコントロールするなど、惑星・アンヌンという異世界の「この世ではない感覚」を描きだすことに成功しています。

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最終更新:5月22日(日)18時0分

dmenu映画

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。