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深田恭子、石原さとみら“正統派女優”を発掘 原点回帰の「ホリプロスカウト」の狙いは

クランクイン! 5月22日(日)8時20分配信

 深田恭子、綾瀬はるか、石原さとみらを輩出した『ホリプロタレントスカウトキャラバン』(以下、TSC)が今年も募集をスタートした。第41回目を迎える今回のテーマは『PURE GIRL 2016』。“PURE GIRL”は深田(1996年)、石原(2002年)がグランプリを獲得した“当たり回”のテーマ。その時同様、10代で主役を張れるような「王道」で「主演級」の女優の発掘を目指すという。ここ最近は「モデル」「声優」など“変化球”ともいえる募集もあったが、原点回帰といえる今回の募集の狙いを探る。

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 TSC40年の歴史の中でこの20年では、“PURE GIRL”でグランプリの深田、石原の二人に加え、2000年審査員特別賞の綾瀬はるかが出世頭ビッグ3といわれる。

 それ以降の世代で活躍が目覚ましいのは、まずバラエティで人気の小島瑠璃子(2009年グランプリ)。そして女優では、バラエティや情報番組でも活躍する足立梨花(2007年グランプリ)がいる。トークのセンスがありバラエティで起用される人はテレビでの露出が増え、比較的人気者になるスピードがはやい。

 一方、ほぼ女優活動のみで、連続ドラマや映画でコンスタントに主役を演じたり、多数のCMに出演する人となると、2002年の石原さとみ以降出ていない。そのポジションに一番近いと言えるのが、ドラマ『無痛~診える眼~』、NHK大河ドラマ『花燃ゆ』などで活躍する石橋杏奈(2006年グランプリ)になるが、ビッグ3の域に達するにはもう一息といったところ。

 また『ピーター・パン』『曇天に笑う』など近年は舞台での活躍が目覚ましい入来茉里(2007年審査員特別賞)や、ドラマ『私結婚できないんじゃなくて、しないんです』などに出演する緑友利恵(2005年グランプリ)も女優のみで活動し着実に活躍の場を広げている。だがそれぞれ独自の路線で女優としての道を確立している最中、という印象だ。


 本大会実行委員長の小菅品世氏は、今回の募集内容の背景として「青春をテーマにした学園ものの映画やドラマが今増えてきているからです」と説明。応募資格は10~16歳と例年より低く設定し、有村架純、広瀬すずらのように、10代~20歳前半の若い世代を取り込む作品で活躍できる女優の発掘を狙っていると見られる。

 そんな中TSC出身組では、NHK連続テレビ小説『マッサン』やドラマ版『デスノート』に出演した、現在17歳の優希美青(2012年グランプリ)が次世代ブレイク女優として期待される。優希とともに、主役、ヒロイン候補を育てるのは急務といえるし、今回こういった形で募集することで、優希ほか女優メインで活動する同社所属女優たちにとってもいい刺激になり、活性化につながるだろう。

 一方、正統派女優の育成に定評のある『東宝シンデレラオーディション』も今年5年ぶりに開催される。こちらは、モデルデビュー、アニソン歌手デビューも約束されているという、マルチな形での募集となっているのが印象的だ。グランプリは東宝製作映画で女優デビューを約束。一方TSCではグランプリに角川映画作品でヒロインデビューが約束されている。今年開催のビッグオーディションから次世代エース女優に出会えることに期待したい。

最終更新:5月22日(日)8時20分

クランクイン!