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選ばれし者のみが所持を許される「ブラックカード」6選

ZUU online 5月23日(月)8時10分配信

富める者を象徴する色というと「金色」を思い浮かべがちだが、欧米では「黒色」が金色を凌いでいる。

クレジットカードの世界でも、最もグレードの高いカードには黒い券面が使われているのだ。日本で「ブラックカード」として君臨するカードにはどのようなものがあるのか。またそれを手にする“選ばれし者”のみが受け得る特典とは。ここではこれらの疑問に参考となる情報を紹介しよう。

■最高峰のブラックカード - アメックスのセンチュリオンカード

アメリカンエキスプレス、通称アメックスには、税別年会費が1万2000円のグリーン、2万9000円のゴールド、13万円のプラチナと、3種に大別できるカードがラインナップされている。そこに登場したセンチュリオンカードは、現在の税別年会費が35万円という、正真正銘の最高峰ブラックカードだ。

利用限度額が無制限というセンチュリオンカードは、アメックスからのインビテーションによってのみ取得が可能となる。アメックスのカードは一律の利用限度額を設けておらず、個別の利用実績に応じて常時変動するという特徴を持っている。決済額が多ければ自動的に利用限度額も拡大していく一方で、全く使わないでいると、プラチナカードでさえ「50万円使っただけなのに限度額オーバーになった」といったことも起こり得るのだという。要は「利用実績」こそが、ブラックカード取得への「難攻不落なハードル」なのだ。

センチュリオンカードの特典は、まさに「最高峰」の名にふさわしい。中でも端的な例を挙げるなら、ブラックカードのポイント・プログラムのメニューに「宇宙飛行」や「アルファロメオ」が並んでいることだろう。

宇宙旅行には2200万ポイントの蓄積が条件になるし、アルファロメオを手にするには500万ポイントを貯めることが必要になる。アメックスカードのポイント還元率は100円の利用につき1ポイントなのだから、2200万ポイントなら何と22億円、500万ポイントでも5億円分の利用が前提となるわけだ。

もう少し身近な特典としては、ブラックカードやプラチナカードの使用者には「プライベートな秘書」の役を果たしてくれる専任のコンシェルジュがつくことや、飛行機・ホテルのアップグレード、VIPラウンジの使用、数億円の海外旅行障害保険など、それこそ「至れり尽くせり」の多彩なサービスが用意されている。

■外資系の双璧 - ダイナースクラブのプレミアムカード

外資系のカード会社としてアメックスと双璧をなすダイナースクラブのプレミアムカードは、比較的入手しやすいブラックカードだとも言われている。国内では、三井住友信託銀行(三井住友トラストHD <8309> )グループのSuMi TRUST CLUBが発行している。

もともと審査基準が高いことで知られているダイナースクラブだが、現在プレミアムカードの会員獲得に力を入れている様で、年会費は5万円に押さえられている。それにも拘わらず利用限度額が無制限となった上、コンシェルジュサービスや最高1億円までの旅行保険ほかの付帯保険、プレミアムカード会員だけが利用できる高級レストラン・料亭の利用、レストランを利用など、ブラックカードならではの満足感を味わうことができる。

トラベルサービスとしては、国内30カ所、世界120カ国600カ所以上の空港ラウンジの無料利用や、「空港送迎タクシー」サービス、手荷物の宅配サービスなども用意されている。また、提携先のレストランを優待価格で利用できたり、「一見さんお断り」といった、プレミアムカード会員だけが利用できるレストランや料亭もあったりと、ダイニングサービスにも豊富なメニューが揃っている。

プレミアムカードには通常のポイント・プログラムの他に、年間利用金額100万円ごとに1万ポイントのボーナスポイントが加算される「ボーナスポイント・プログラム」というのもある。年間300万円程度決済すれば、ポイントだけでも年会費の元が取れることになるわけだ。

■JCBカードの頂点 - JCB THE CLASS

「JCB THE CLASS 」は国内ブランドであることや、黒を基調とした高級感のあるデザインなどから、高い人気を得ているカードだ。招待制であるため、JCBカードを作成した上で利用履歴を重ねながらインビテーションを待つしかないが、税別の年会費は5万円で、多くの特典を利用することによって十分元がとれる金額になっている。利用限度額も最低350万円程度のようだが、利用実績に応じて個別に拡大されるという。

自分の秘書役を果たしてくれる「コンシェルジュデスク」や、世界に500カ所以上もある空港ラウンジが無料で利用できる「プライオリティパス」、JCBが提携する有名レストランの所定コースメニューが、2名以上で予約した場合に1名分が無料となる「グルメベネフィット」など、魅力的なサービスも充実している。

中でも特筆すべきなのは、年1回、JCB THE CLASSの会員にのみ贈られるカタログギフトの「メンバーズセレクション」だろう。グルメやアルコールなど、概ね2万円程度のギフトが多数用意されている。また、東京ディズニーリゾート内で、JCBがスポンサーになっている「ストームライダー」や「スター・ツアーズ ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー」のアトラクションアが待ち時間なしで利用できるほか、中にあるラウンジを無料で利用、フリードリンクサービスをゆっくり味わうこともできる。

■VISAのブラックカード - スルガ銀行のVISA Infiniteカード

スルガ銀行の「VISA Infiniteカード」は、日本で唯一発行されているVISAブランドのブラックカードだ。地銀であるスルガ銀行が発行しているとは意外にも思えるが、住宅ローンを利用しているなど、スルガ銀行の上顧客向けに発行されているようだ。なお、税別の年会費は12万円だという。

このカードはVISAのブラックカードとしての特典と、スルガ銀行の上顧客としての2つの特典を兼ね備えている。

空港ラウンジの利用サービスなどのVISAプラチナカードの全特典が付いているほか、コンシェルジュサービスといったブラックカードならではの優待サービスも用意されている。そして、一般的な旅行とは違った非日常を体験できる「Visa Infiniteトラベル」には、1組限定で1つの島をまるごと貸し切る「モルディブ4泊6日の旅」というのもある。

もっとも値段の方も300万円強と、いかにも「非日常」にふさわしいものとも言える。ほかにも通常ではゴルフ場のメンバー以外予約することができない国内35カ所の名門ゴルフ場を、コンシェルジュデスクへの電話一本で予約できるサービスもある。

■MasterCardのブラックカード - SBI World MasterCard

SBI HD <8473> に属する住信SBIネット銀行の子会社であるSBIカードが発行しているこのカードは、日本で発行されているMasterCardブランドのブラックカードだ。MasterCardの最高峰である「World MasterCard」を発行するのはSBIが国内初。税別の年会費は15万円で、カードの表面に天然ダイヤモンドを使うなど、高級感のあるデザインとなっている。

SBI World MasterCardは公式サイトに招待制である旨が明記されており、インビテーションがない限り取得することはできない。ただ、年会費を超える多様なサービスには、世界有数のカードブランド「MasterCard」だからこそのものも多い。最高1億2000万円の国内・海外旅行の傷害保険や補償額100万円までのショッピングガード保険など、付帯保険も充実している

国内外に500カ所以上ある空港ラウンジが使える「プライオリティパス」にも、同伴者の利用が無制限という特徴がある。宿泊ホテルを優待割引で利用できたり、空き部屋がある場合には自動的にホテルをアップグレードしてくれたりもする。ホテルやレストランでもこのカードで決済すれば「特別な人」として扱ってくれ、相応のサービスが受けられるのだという。

■楽天カードの最上位 - 楽天ブラックカード

国内最大級のオンライン通販サイト『楽天市場』を運営している楽天 <4755> グループのカード最高峰となるのが、この楽天ブラックカードだ。ポイントの高還元率を売り物にしている楽天カードであるだけに、他社のブラックカードと比較して圧倒的にポイント還元率が高くなっている。

税別の年会費は3万円で、かなり敷居は低い。通常の楽天カードとは異なり、楽天ブラックカードの国際カードブランドはMasterCardのみとなっている。また、利用限度額も300万円~1000万円までと明確に定められており、ブラックカードとの名称がついているものの、利用額が無制限というわけではない。

楽天ブラックカードの公式ページからも直接申し込むことができるようだが、取得条件の原則は、楽天カードや楽天プレミアムカードなどの保有者に対する招待制だ。これらのカードをなるべく多くの機会に使うなどして地道に決済を続けていくのが、このカードを取得するための一番の近道なのかもしれない。

コンシェルジュサービスがないなど、ブラックカードというよりはプラチナカードと呼んだほうが実態に合っているようにも思えるが、その分他社にはない高いポイント還元率はやはり魅力だ。楽天市場での利用なら6%のポイントが還元されるし、その他の楽天グループのサービス「楽天トラベル」でもポイント還元率はいつでも3%になる。

楽天が『グループサービスをよく活用してくれる上顧客に対しては、さらに手厚いサービスを提供する』という傾向を持っていることを考えると、楽天カードでの日常的な決済はもちろん、楽天市場や楽天ブックス、トラベルなどの利用率を高めたり、銀行や証券サービスもすべて楽天でまとめるようにすることなどが、このカードを手にするための近道だと言える。(ZUU online 編集部)

最終更新:5月23日(月)8時10分

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