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女性の為の「検診」助成制度 おっくうだけど行きましょう

マネーの達人 5月23日(月)5時0分配信

医療技術や治療薬、また検査機器の進歩により「がんは治せる病」というイメージが浸透しつつあります。しかしその一方で、「再発や転移の可能性の高さ」や「高額になる治療費」などの問題点も多く残っているのが実情。

医療レベルでは殆ど差がないといわれるアメリカでは、がんの死亡率が減少している傾向にあるのに対し、日本では依然増加傾向のままとなっています。

その違いは「国を挙げての取り組み」が徹底していること。

特に子宮頸がん検診や乳がん検診の受診率は70~80%と高く、日本の受診率はその半分程度の40%に留まっています。(2013年厚労省国民生活基礎調査)

仕事や家事、妊娠・出産・子育て、介護など、忙しい毎日を送る女性のための検診にはどんなものがあるのでしょうか。

助成制度のある女性の検診とは

女性が対象となる検診では、それぞれの自治体により様々な助成制度が受けられるようになっています。

特に乳がん検診、子宮頸がん検診、骨粗しょう症の検診などを対象としている自治体が多く、HPや広報紙などでもその詳細を見ることが出来ます。

■乳がん検診

乳がんに罹る要因として挙げられているのは、

・遺伝性
・飲酒や喫煙
・経口避妊薬やホルモン補充療法などの体外から女性ホルモンを追加すること
・初潮が早く閉経が遅い
・妊娠、出産、授乳などの経験がない、もしくは少ない

遺伝性と飲酒・喫煙以外の要因では、女性ホルモン「エストロゲン」が大きく関係しています。上記のような体内のエストロゲン濃度の高い時期が長ければ長いほど、乳がんに罹るリスクも高くなると言われています。

◆視触診…専門医が乳房を視て触って行なう検査です。

胸のしこりや変形、リンパ節の腫れ、乳頭からの分泌物などを調べます。

初期の段階では視触診のみの検査での発見は難しいため、画像検査を併用することが重要です。

◆マンモグラフィ…X線で乳房を撮影する検査です。

乳房を片側ずつ機械に挟むようにして撮影します。

乳房~リンパ節にあるしこりの大きさや形、石灰化の有無を判断することが出来ます。

妊娠中、もしくはその可能性がある場合はNG。乳房が張りやすい生理前や生理中もなるべく避けた方が良いでしょう。

◆エコー(超音波検査)…X線を使用しないので妊娠中の人でも受けられる検査です。

マンモグラフィで見付けられなかった小さなしこりの発見も可能です。

これらの検査を併用して行なわれます。


■子宮頸がん検診

近年20~30代の若い世代に急増している子宮頸がん。

ヒトパピローマウイルスによる感染が原因で発症します。

感染してから5~10年かけてゆっくり進行すると言われています。

子宮頸がん検診は月経周期や生理痛、不正出血の有無、妊娠や出産歴等の問診が行なわれ、内診により子宮頸部を観察、一部組織を採取して顕微鏡などで異常の有無を確認します。


■骨粗しょう症の検診

女性ホルモンと密接な関係があるとされる骨粗しょう症。特に閉経後、女性ホルモンの分泌が減ることにより、骨密度も急激に減少すると言われています。

60歳代になると骨粗しょう症の女性患者の数は男性の3倍になるというデータが出ているほど。特に女性は積極的に検診を受ける必要があります。

40歳を過ぎた女性の場合、5年ごとの節目検診を行なっている自治体が多くなっています。(閉経後の女性であれば年に1回の検診が理想的です。)

骨粗しょう症の診断はX線や超音波、血液や尿の検査などによって行なわれます。

自治体により無料のところもあれば、1000円前後の自己負担が必要になるところまで様々です。

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最終更新:5月23日(月)5時0分

マネーの達人