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JFE鋼板、東日本の生産体制再編。京浜のCGL1基休止し、千葉・玉島に一部機能移管

鉄鋼新聞 5月23日(月)6時0分配信

 JFE鋼板は20日、東日本製造所の溶融亜鉛めっきライン(CGL)について、生産体制を強化すると発表した。千葉地区(千葉市)でCGLのめっき槽を1基から2基に増設し、営業生産を開始した一方、今年度上期をめどに京浜地区(川崎市)に2基あるCGLのうち1基(京浜No.4CGL)を休止し、千葉地区と玉島製造所(岡山県倉敷市)に機能移管する。生産余力の解消を通じて、全社で保有設備の稼働率向上を目指す。

 千葉CGLはこれまでめっき槽1基で溶融亜鉛めっき鋼板(GI)と高耐食性めっき鋼板(エコガル)を汲み替え方式で生産。製造できる品種が限られ、稼働率を上げられなかった一方、ガルバリウム鋼板を生産する京浜No.4CGLは半分以下の稼働率が続いていた。
 千葉CGLをめぐっては、昨年下期にめっき槽を1基から2基に増やす工事を実施。市場ニーズが高いガルバリウム鋼板(高機能カラー鋼板の素材や高耐食めっき鋼板)の製造が可能となり、今月から営業生産に入っている。
 今後は供給能力の拡大や稼働率の上昇、ユーティリティーロスの削減など幅広い効果が期待される。京浜地区の残るCGL1基(京浜No.2CGL)は稼働を続ける。
 今後は全体の生産量に影響を与えず、ガルバリウム鋼板の東西製造体制を維持し、京浜No.4CGLの対象製品について取引先に対する千葉材・玉島材の品質承認活動を進める。
 今年度は一連の再編を踏まえた抜本的な競争力の強化を図り、カラー鋼板の塗膜グレードアップやクロメートフリー化、高耐食性鋼板の商品化を展開する。住宅建材やフレームキットといった鋼板以外の事業分野で最終消費者へ積極的な働き掛けに臨み、市場ニーズに応える新たな取り組みを拡大させる。

最終更新:5月23日(月)6時0分

鉄鋼新聞