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プログラミング教育必修化へ どのような効果が期待されるのか

エコノミックニュース 5月24日(火)8時20分配信

 文部科学省は5月19日、産業競争力会議において小学校でのプログラミング教育を必修化する方向で検討を進めていくという方針を発表した。これを受け5月中にも具体的なプランの策定に関し、有識者会議を開く予定だ。これが実現された場合、2020年度に改定を迎える新学習指導要領にてその具体的な内容が盛り込まれることとなる。

 現在、既にプログラミング教育は日本においても普及しを見せ始めており、子ども向けのプログラミング教室なども増加の傾向にある。その中でもマサチューセッツ工科大学(MIT)のメディア研究所によって開発がなされた子ども用のプログラミング言語である「Scratch(スクラッチ)」は、ゲームのような画面上にブロックとして配置をされている「指令」をパズルのようにさまざまなパターンで組み合わせることにより、誰であっても視覚的かつ直感的にプログラムを構成することができるツールとして広く知られており、現在世界中で1,100万人がこれを利用し、各地でプログラム作品のコンテンストや展覧会などが開催されている。また日本においても主に民間において教育用として広く普及をしている。

 一方、文部科学省の方針としてはプログラミングの新教科をつくるのではなく、現行の理科や算数といった教科の中においてこれらのカリキュラムを盛り込むということを予定しているようだ。現在の小学校教育課程においては、課外活動の一環としてパソコン画面上のキャラクターを動かすといったプログラミング体験の機会を設けているが、正式な授業教科においてはこれを取り扱っていない。

 プログラミング教育の目的としては理論と創造性の両面を学ぶことができるほか、ソースコード上の問題点を見つけ、これを修正していくといった問題解決力の養成につながるとされている。

 また文科省は、既に技術家庭科などにおいてプログラミング教育を実施している中学、高校の教育課程においてもその内容をより充実させていくという方針も示している。(編集担当:久保田雄城)

Economic News

最終更新:5月24日(火)8時20分

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