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STAP細胞:小保方晴子氏を取り上げるメディア 研究不正は語られたのか

BuzzFeed Japan 5月24日(火)19時23分配信

STAP細胞をめぐる研究不正問題で、理化学研究所を辞職した小保方晴子さんが5月24日発売の「婦人公論」(中央公論新社)で作家の瀬戸内寂聴さんと対談している。メディアに自ら登場するのは2年前の会見以来だ。【石戸諭 / BuzzFeed Japan】

2016年1月に講談社から出版された手記「あの日」は26万部以上を売り上げている。しかし、この問題を追いかけてきた科学者からは、「STAP細胞の論文で挙げられた疑義は多岐にわたり、この本ではそのすべてに答えていない」(近畿大講師・榎木英介さん)といった声も上がる。

今もネット上で浮かんでは消える、「小保方さんははめられた」「STAP細胞はある」という擁護論。この対談で、彼女は何を語ったのか。


小保方さんは白いひざ下のワンピース、襟元には花柄の刺繍がある。白いハイヒールをはき、全身を白で統一した服装で、瀬戸内さんと腕を組み写真に収まっている。柔らかなパーマをかけた髪はたっぷりと肩にかかり、微笑みを浮かべている。

対談は瀬戸内さんの呼びかけで実現した。瀬戸内さんは「あの日」を高く評価し、「この本を読まなれば、真実を知りえなかった、とぞっとした」と語る。

「あの日」は失恋の物語

小保方さんは対談の中で、こう返している。
「『あの日』は失恋の物語です。何より愛していたものを失った、失恋の話として私は書きました」

「最近、私たちが発表したSTAPという名がついた論文が発表されました。まるですべてが握りつぶされたわけではなく、バトンは繋がっていたのだなと思いました」

瀬戸内さんは「『あの日』には、人間関係がよく描かれている」「あなたは、死ぬかもしれないという気持ちで書いた。それが強みです」と、文章論を語る。小説の書き方を教わりたいという小保方さんに、「私がものになると言ったら、必ずなる。だから小説を書きなさい。見返してやりなさい」と瀬戸内さんが勧めて対談は終わる。

「STAP」という単語が登場するのは、対談中に上記の一度だけ、一連の研究不正に関する議論はなく、小保方さんのこの2年間の暮らしや「あの日」の内容が主だった。

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最終更新:5月24日(火)19時23分

BuzzFeed Japan

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