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小部品の計量装置開発 田井屋、大阪拠点に販路開拓

北國新聞社 5月24日(火)2時57分配信

 食品の自動包装機械などを手掛ける田井屋(金沢市)は、小部品の計量装置を開発し、産業用チェーン部品メーカー向けに販路を開拓する。今月開設した大阪営業所を拠点に、大阪府泉南地域に集積するメーカーからの受注獲得を見込む。

 小部品の計量装置は、チェーンを構成するプレートやピンを正確に数えて納品単位に合わせて包装する。チェーンメーカーの要求する数量に合わせて誤差なく納入できることから、部品メーカーはロスを減らし、効率化できる利点がある。食品包装で培った技術を生かし、画像装置メーカーなどと共同で開発した。

 チェーンの小部品製造を請け負う中堅・中小メーカーは、泉南地域に多く立地する。従来、熟練工による手作業で数える方法に頼っていたが、高齢化や退職により、将来的に職人技を保持できなくなる事態が想定されることから、田井屋の技術を見込んだメーカー側から機械による自動化の依頼が寄せられた。

 装置は、各メーカーの製造ラインに合わせたオーダーメード設計となり、1台1千万円台で既に納入実績もある。田井屋は、大阪市内に設けた営業所に1人を配置し、今後の受注動向を見て拡充を検討する。食品包装以外の分野での需要獲得を図る。

北國新聞社

最終更新:5月24日(火)2時57分

北國新聞社