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日本人男性が九フンで紛失の財布、派出所に届けられる 台湾人の道徳心称賛

中央社フォーカス台湾 5月25日(水)13時10分配信

(新北 25日 中央社)日本人男性が観光地の九フンで財布を紛失したものの、拾得者によって付近の派出所に無事届けられる出来事があった。男性は財布が手付かずのまま戻ってきたことに感動し、台湾人の道徳心を称賛していたという。(フン=にんべんに分)

新北市政府警察局瑞芳分局によれば、先日夜、2人の日本人旅行者が助けを求めて派出所を訪問。日本語混じりの英語で状況を説明した。そのうちの1人の男性によると、紛失した財布はブランド品で、中には日本円と台湾元合わせて5~6万元(約17万~20万円)相当が入っていた。外国人が長期居留する際に必要な居留証(ARC)も財布に挟んでいたため、男性は台湾で仕事ができなくなるのではと心配した様子を見せていたという。

派出所の警察官は男性を落ち着かせた後、立ち寄った場所などを詳細に聞き取り。男性は焦りの表情を浮かべたままで、聞き取りが終わると財布を探しに再び紛失したと思われる場所に戻った。約30分後、男性の財布が派出所に届けられると、警察官はすぐさま男性に連絡。派出所に戻った男性は、財布の中の現金や証明書が無くなっていないのを確認すると興奮のあまりひざまずき、「台湾はすごすぎる」などと日本語で叫んだという。男性は警察官に対して何度も感謝を述べた。

日本で落とし物をした場合、警察に協力を依頼しても見つかるとは限らないため、元々財布が戻ってくるとは期待しておらず、居留証だけ見つかればと考えていたと話した男性。これに対し警察官は、拾ったお金に手を付けないという台湾人の美徳の表れですと謙虚に答えたという。

(王朝ギョク/編集:名切千絵)

最終更新:5月25日(水)13時10分

中央社フォーカス台湾