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チャットボット、 AIに話しかけるだけでレストラン予約や買い物

ニュースソクラ 5月25日(水)11時50分配信

FacebookやGoogle、マイクロソフトがしのぎを削る

「チャットボット」が注目を集めている。グーグルは今月中旬に人工知能を使ったさまざまなサービスを発表、チャットボットサービスも脚光を浴びた。

 「チャットボット」とは、メッセンジャーアプリ上でAI(人工知能)と会話ができる機能のことを指す。最近では、マイクロソフトの女子高生AI(人工知能)「りんな」や「Tay」がそれらの代表として挙げられるだろう。

 「りんな」は、すでにLINEの友達登録が300万人を越え、Twitterのフォロワーも10万人に迫る勢いだ。「Tay(テイ)」はTwitter上で差別的な発言をし、早々にアカウント非公開に追い込まれたが、人間との会話が成立するほどにAIの技術は進歩してきた。

 名称は、インターネット上でのお喋りを表す「チャット」と、人間に代わってサービスを行うプログラムを意味する「ロボット」を掛け合わせて作られた。

 そのチャットボットを、フェイスブックとマイクロソフトというIT界の大手企業が、相次いで普及を本格化させるために本腰を入れ始めた。2社は、今年春の自社の発表会で開発者向けに「ピザの注文ボット」「ホテルの予約ボット」などチャットボットの開発技術を公開すると発表した。

 現在、フェイスブックのチャットボットは、個人や他社の開発者数万人が開発を進めている。チャットボット開発のプラットホームを提供することで、いち早い普及を目指している。

 近い将来には、メッセンジャーアプリ上におけるAIとのやり取りだけで、レストランの予約や買い物が可能になるといわれている。「○月○日にレストランを予約して」「お醤油と味噌を買っておいて」などと呼びかけるだけでいい。スマホに様々なアプリをダウンロードし使用するたびに起動させたり、ブラウザを開いて検索したりする必要もなくなるだろう。

 チャットボットは、機能的にアップル社のSiriと似ている面が多いが、Siriが幅広い情報を収集し提供するサービスなのに対し、チャットボットは個人で知りたい情報をカスタマイズすることが可能なのが特徴だ。

 なぜここまでチャットボットの普及に力を入れ始めたのか。これまでインターネットの広まりによって、アプリケーションのプラットホームは瞬く間に変容していった。現在は、スマホの普及によって多くのユーザーが様々な「アプリ」を使っている。

 だが近い将来、現在コミュニケーションツールとして使われているメッセンジャーアプリにチャットボットの機能が加われば、その利便性に多くのユーザーが魅了されるだろう。チャットボットは、これまでの「アプリ」中心のスマホ市場を大きく変える可能性がある。

ニュースソクラ編集部

最終更新:5月25日(水)11時50分

ニュースソクラ