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SHカッパープロダクツ、生産量を3年で1割拡大

鉄鋼新聞 5月25日(水)6時2分配信

 伸銅品大手メーカーのSHカッパープロダクツ(本社・茨城県土浦市、社長・金谷史男氏)は18年度までの3カ年計画で、生産量を15年度比で1割拡大する。製品や市場のポートフォリオ見直しを推進。素材機能のPRや顧客との共同開発などを通して、環境や産業インフラなど技術を生かして付加価値をつけられる分野での拡大を目指す。併せて銅価の変動に影響を受けにくい体質の構築にも注力する。収益性を安定的に高めるとともに、研究開発への投資を強化。次期中期計画で収益をけん引する製品を創出する。

 海外の顧客について高機能な分野で現行のシェアを維持しながら、今後は世界的に競争力を発揮する国内の客先向けの販売を強化。無酸素銅や異形管、異形条など同社が高度な技術を生かせる製品を付加価値が認められる分野で拡販したい考えだ。新規の分野については鉄道向けや医療向けでの展開を模索。さらに長期的には自動車関連でコネクタ材以外での展開を検討していく。
 銅価の影響を受けにくい体質の構築に向けては需要などの予測精度を向上させて、棚卸資産の圧縮を進める。併せて歩留まりの改善も引き続き推進しながら収益体質をより盤石にする。
 半導体向けの銅板条についてはプレスで製造するリードフレーム向けも重視しつつ、材料に一層品質が求められるエッチングで製造するリードフレーム向けに注力する。中でも表面品質などにこだわる客先で着実にシェア拡大を目指す方針。
 今後は収益を安定的に高めながら研究開発を強化。金谷社長は「開発に予算や人的なリソースをより多く配分する。次の中期計画に続く種まきをしていくことが重要」と話している。

最終更新:5月25日(水)6時2分

鉄鋼新聞