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“スモールベースボール”は古い? 極端に減少したセの犠打数

ベースボールキング 5月25日(水)12時50分配信

セの犠打トップは小林誠司の7

 盗塁やバントなどを重視する野球のことを“スモールベースボール”と呼ばれている。日本の野球といえば、第1回大会のWBCを制覇したときに、盗塁やバントを多用し“スモールベースボール”を世界に知らしめた。
 
 ただ、今年のセ・リーグを見てみると、バントが極端に少ない。チーム別では37犠打の中日が最多で、6球団合わせても181犠打だ。昨年の5月24日の試合終了時点の成績を見ると、DeNAの55犠打が最高で、リーグワーストが阪神の36犠打。いかに犠打の数が減っているかがわかる。リーグ全体の犠打数も昨季(5月24日終了時点)が265、2014年が214、2013年が235、2012年が241と、最近5年間では今季が最も少ない。

 個人を見ても、現在トップは小林誠司(巨人)の7犠打。2012年以降(5月24日終了時点)では、最も少ない数字。特に今年は犠打数が極端に少ないことで、投手のモスコーソ(DeNA)も6犠打で2位につけるほどだ。さらに、24日の巨人戦で完封勝利を収めたジョンソン(広島)も5犠打で8位と、10位以内に投手が2人もランクインしている。

攻撃的な2番が多いことが犠打数減少の原因?

 セ・リーグ全体で犠打数が減っているが、その理由の1つに“攻撃的な2番”を置いていることが挙げられる。

 ヤクルトの真中満監督は、初回から送りバントではなく、ヒットでランナーを進塁させる狙いで、川端慎吾(ヤクルト)を2番に置く。

 首位打者に輝いた川端は昨季、シーズン後半から2番で出場したが、犠打数はわずかに2つ。川端を2番に配置できたことで、攻撃力が上がり、3番の山田哲人が本塁打王、4番の畠山和洋が打点王のタイトルを獲得し、チームも14年ぶりにリーグ優勝を果たした。そして、今季は開幕から2番で出場しているが、犠打を記録していない。

 また、ヤクルトだけでなく、阪神の金本知憲監督、DeNAのラミレス監督も、簡単にバントで走者を進めない攻撃スタイルだ。それを象徴するように阪神の大和は、この時期13年が15犠打、14年が20犠打と二ケタを記録していたが、今季はここまで5つ。チームトップではあるが、ここ数年に比べると犠打がかなり減少している。

 さらに、昨季リーグ最多の50犠打を記録した菊池涼介(広島)も、開幕から打撃好調ということもあり、ヒットでチャンスを拡大するケースが多い。そういったことも関係しているのか3番の丸佳浩はリーグトップの38打点、4番の新井貴浩もリーグ2位の37打点をマークしている。

 ちなみにパ・リーグはというと、1位の中島卓也(日本ハム)が19犠打を記録しており、例年と変わらない。セ・リーグで、減少している送りバントの数が、今後増えていくのか。このまま各球団攻撃的なスタイルを貫くのか注目だ。

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最終更新:5月25日(水)16時20分

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