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「犀星号」輪島で復活 金沢周遊レトロバス、7月から運行実験

北國新聞社 5月25日(水)3時2分配信

 「城下まち金沢周遊バス」として金沢市内を走っていた小型ボンネットバスが今夏、輪島市の観光地を巡るバスとして復活する。輪島市と北陸鉄道グループの北鉄奧能登バスが金沢での定期運用を引退したボンネットバスを、輪島で観光客向け周遊バスとして活用する方針を固めた。市街地の観光施設や国名勝の白(しろ)米(よね)千枚田を結ぶ予定で、レトロなデザインで人気を集めたバスを誘客に生かす。

 小型ボンネットバスによる「城下まち金沢周遊バス」は北鉄が2007年から今年3月末まで定期運用していた。赤色の「鏡花号」、緑色の「秋声号」、青色の「犀星号」などがあり、輪島市では青色のバスを走らせる。

 周遊バスとして運行の実証実験に取り組む計画で、7月頃から11月頃にかけて土曜日曜、祝日に走らせ、本格運行の可能性を探る。道の駅「輪島ふらっと訪(ほう)夢(む)」を拠点に輪島工房長屋や輪島キリコ会館、輪島塗会館、県輪島漆芸美術館など市街地の観光施設を巡って千枚田ポケットパークまで行き、ふらっと訪夢に戻るコースを想定している。

 数百円程度の1日乗車券を用意する。周遊バスに加え、路線バスや市が運行しているコミュニティーバス「のらんけバス」も利用できるよう検討する。

 輪島市の観光入り込み客数は昨年、NHK連続テレビ小説「まれ」放映や新幹線開業効果で前年比3割増となり、今年1~3月も前年を上回っている。

 市では独特の外観のボンネットバス導入を、輪島観光の目玉の一つに位置づけ、「まれ」、新幹線効果を持続させたい考えである。

北國新聞社

最終更新:5月25日(水)3時2分

北國新聞社