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台湾、WHO事務局長に抗議文 「一つの中国と総会出席は無関係」

中央社フォーカス台湾 5月26日(木)13時51分配信

(ジュネーブ 26日 中央社)スイス・ジュネーブで開催中の世界保健機関(WHO)総会に出席している衛生福利部の林奏延部長(衛生相)は25日、WHOが台湾に出した招待状に「一つの中国」の原則に関する記述が加えられていた問題について、抗議文を提出していたことを明らかにした。

林氏は会議初日の23日、マーガレット・チャン事務局長に対する抗議文をWHOの法律顧問に手渡し、台湾の総会出席は、「政治や『一つの中国』の原則とは無関係」と申し入れたという。

一方、林氏は25日の演説で、代表の名称として「チャイニーズ・タイペイ(中華台北)」を使用。「台湾」は一度も使われなかった。これに対し、同行している与党・民進党の蔡適応・立法委員(国会議員)と野党・時代力量の林昶佐・立法委員は遺憾や失望を表明した。

非難の声に林氏は、チャイニーズ・タイペイはWHO総会での正式名称で、政治とは無関係の前提のもとで使用していると強調。過去の演説も全て「台湾」と併用していたと釈明している。

中国大陸の妨害などで、台湾は国際機関の関連活動に参加する際、国名の中華民国ではなく、別の名称を名乗らざるを得ない。オリンピックでもチャイニーズ・タイペイが使われている。

(江今葉、曽依セン/編集:杉野浩司)

最終更新:5月26日(木)13時51分

中央社フォーカス台湾