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信州・中野で早咲きのバラ色鮮やかに 開花早まりプレオープン

THE PAGE 5月26日(木)19時40分配信

 長野県北部に位置する中野市恒例の「信州なかのバラまつり」(実行委員会主催)が、5月28日の開幕予定を前に21日から同市一本木公園のバラ園でプレオープンし、にぎわっています。バラの開花が1週間近く早まったため公開を繰り上げました。会場では850種、2500株のバラが咲き競い、ファンを喜ばせています。

■花は「去年よりきれい」

 バラまつりは今年で23回目。早咲きのバラは25日現在で八分咲き、遅咲きはつぼみの状態で、日々開花が進んでいます。28日の開幕後は6月12日までの期間中、小山内健さんや荒井健吾さんらバラの専門家による講演会やフォトコンテスト、コンサートなど多彩なイベントを予定。おでん、おやきなどを売る屋台も出ます。

 25日に会場を訪れた長野市の主婦(60)は、「土いじりができないマンションに住んでいるので、こうしてたくさんのバラに出合うと癒やされます。花それぞれの香りがすてき。朝早いと香りが強いそうですよ」とうれしそう。

 新潟県妙高市から毎年のように訪れているという古川忠雄さん(89)は、カメラが趣味。「花は去年よりきれいです。バラの写真は帰ってから整理して、昨年にならって早いうちに上越市のスタジオで作品展を開きます。いつも大勢見に来てくれるのがうれしい」と撮影に打ち込んでいました。

 鮮やかな色の花と香りが広がる会場は、中国原産のシロモッコウバラ、緋扇(ヒオオギ)、ゴールデン・ウイングスなどさまざまなバラが競演。長野市など県内のほか新潟県や関東地方から訪れるファンも目立ちます。主催者は期間中、昨年並みの4万人前後の人出を見込んでいます。

 一本木公園は1984年に市民の公園として開設。その後同じ長野県北部の須坂市の篤志家が多数のバラの生木を中野市に寄贈したことがきっかけで同公園がバラ園としてスタートしました。現在ではバラの種類や株数ともに県内有数とされます。

 また、1994年の第1回バラまつりの年に一本木公園のバラをまちづくりに生かそうと考えた市民らで「一本木公園バラの会」が発足。その後、会は同公園の指定管理者としてバラや公園の整備、管理に当たっています。バラまつりでガイドを務めたり、公園にバラの苗木を寄付するなど協力し合う会員は約180人を数えます。市民が育てたバラ園は今年もにぎわいます。

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■高越良一(たかごし・りょういち) 信濃毎日新聞記者、長野市民新聞編集者からライター。この間2年地元TVでニュース解説

最終更新:5月26日(木)19時40分

THE PAGE