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刈り払い機 ブレーキ開発 市販品に後付け 4秒でピタリ作業事故防ぐ 革新工学センター

日本農業新聞 5月26日(木)12時30分配信

 農研機構・農業技術革新工学研究センターは、刈り払い機の刈り刃を急停止させるブレーキを開発した。市販の刈り払い機に後付けできる。操作中の転倒によるけがなど、農作業事故の削減に役立つとみて実用化を目指す。

 市販の刈り払い機の多くは、作業中にハンドルから手が離れると刈り刃への動力が途切れ、刈り刃が止まる仕組みになっている。しかし刈り刃には慣性がかかっており、完全停止まで30秒ほどかかる。開発したブレーキは、慣性で回り続ける刈り刃に直接、ブレーキパッドを接触させて急停止させる。

 ブレーキパッドは、先端に摩擦材を塗ったアルミ製の棒(ロッド)で、バネの力で刈り刃へ押し当てブレーキを作動させる仕組み。刈り払い機のハンドルに取り付けたブレーキレバーをギア部に取り付けたブレーキ部とワイヤでつなぎ操作する。ブレーキ部はアルミ製で重さ140グラム。現在市販されている刈り払い機に、ギア部にあるねじを使って取り付けられる。

 ハンドルを握るとレバーは閉じ、ブレーキ解除の状態になり、手を離すとブレーキが作動する。試験では、通常回転で3秒以内、フルスロットル時でも4秒以内に刈り刃が止まった。刈り取った草などがブレーキ部に絡まることもなかった。

 開発者の皆川啓子研究員は「転倒時に、ハンドルから手が離れれば刃が急停止するので、刃との接触事故が減る」と説明する。

 今の設計では、刈り払い機の運転中には、ブレーキレバーを握り続けなければならないため、負担になる。今後、刈り払い機本体の操作レバーと連動させることなどを検討していく。「今使っている刈り払い機に後付けできるようにしたが、市販時に取り付けてもらえるようにもしたい」と皆川研究員。実用化を目指す。

日本農業新聞

最終更新:5月26日(木)12時30分

日本農業新聞

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