ここから本文です

ホンダ、先端技術を投入した寄居完成車工場を公開

carview! 5月26日(木)12時46分配信

ホンダは5月20日、2013年に稼動スタートした国産メーカーとしては最も新しい埼玉製作所 寄居完成車工場をプレス向けに公開した。「埼玉製作所」とは、今回見学した寄居完成車工場と、狭山完成車工場、小川エンジン工場の3拠点を合わせた事業所の総称で、エンジンから車体、完成車組み立て、検査までの一貫生産を行っている。

【写真をもっと見る(8枚)】

次世代の「グローバルマザー工場」を目指して作られたという寄居完成車工場では、主にフィット、ヴェゼル、シャトルなどのコンパクトカーが生産され、年間25万台の生産能力を持つ。公開されたのはプレス、溶接、組み立ての各工程で、合わせて約1時間半という短時間ではあったものの先端技術にふれることができた。

コイル搬送機とプレス機を極限までシンクロさせて高速化を図ったという制御技術を駆使し、金型不要のレーザーカットで高効率、高精度でブランク材を供給。日本に2台しかないというスタッカークレーンによって保管、出庫が管理されている。

溶接では従来よりもロボットを減らしてコンパクト化しながらも、1基当たりのスポット溶接能力を上げることで高効率化を達成。例として、狭山工場では16基で96ヵ所(1基あたり6ヵ所)を、寄居では10基で126ヵ所(1基あたり12ヵ所)に向上させたとのことだ。また、「蓋モノ」と呼ばれるボンネット、テールゲート、ドアの取り付けは寄居工場のみ自動化され、大幅に省人力化しながら取付け精度を向上させているという。

組み立てでは、フロントサスとリアサスの一体自動搭載、インパネの自動搭載、タイヤの自動取付けを見学。従来はボディを停止して行っていたタイヤの取付けは、高度なセンシング技術によって流れの中での自動取付けを可能にしたという。

ほかにも国内自動車工場最大(ホンダ調べ)のメガソーラー発電システムや、従業員の移動専用につくられた連絡通路など、環境と人への配慮も見どころのひとつ。近い将来の電動化対応やグローバルへの展開など、マザー工場としてホンダが目指すモノづくりを推進していくという。

株式会社カービュー

最終更新:5月26日(木)13時42分

carview!