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今知っておきたい“プロジェクトDCコミックス”の基礎まとめ

Movie Walker 5月27日(金)12時30分配信

この春の話題作として日本でも旋風を巻き起こした『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(公開中)。言わずと知れた2大ヒーローのバットマンとスーパーマンが敵対し、ぶつかり合う…という展開には、多くのファンが熱狂したことだろう。

【写真を見る】『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』をきっかけに物語が広がっていく!

だが、そんな興奮の一方で「何でバットマンとスーパーマンが共演してるの?」という門外漢からの疑問があったのも事実。実はこれ、“プロジェクトDCコミックス(以下、PDCC)”という壮大な計画によって実現したもの。今回はPDCCとは何なのか、今後も続々と控える待機作と合わせて解説したい!

■ スーパーマンとバットマンが共演する「プロジェクトDCコミックス」

アメリカのコミック出版社として、マーベル・コミックと双璧をなす存在のDCコミックス。“DC”とはディテクティブ・コミックス(刑事・探偵マンガ)の略であり、その由来通り、DCコミックスに登場するヒーローは、犯罪者と戦うことが多いのが特徴だ。

その中でも、DCコミックスの看板を背負う2大ヒーローがバットマンとスーパーマン。元々は独立した作品として、クリストファー・リーヴがスーパーマンを演じたシリーズや、ティム・バートン監督による『バットマン』シリーズなど、多数の傑作シリーズがその歴史に名を刻んできたが、ここにきて1つの世界観でヒーローたちを共演させようとする一大プロジェクトが発足!その企画がPDCCというワケだ。

先行するマーベルの“マーベル・シネマティック・ユニバース”がヒット作を連発しているだけに、始まったばかりのPDCCも期待大!…というのが現在の状況となっている。

■ プロジェクトDCコミックスの命運を握る重要人物は?

現時点で公開されているPDCCの作品は、スーパーマンの成り立ちを新しい物語で描いた『マン・オブ・スティール』(13)と前述の『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』の2作品のみ。とはいえ、作品同士のクロスオーバーはすでに始まっている。

『マン・オブ・スティール』では、スーパーマンと彼の故郷・クリプトン星から地球に襲来したゾッド将軍との死闘が描かれた。『バットマン vs スーパーマン』の舞台はその2年後。ゾッド将軍との戦いにより甚大な被害を地球にもたらしたスーパーマンと、彼を敵視するバットマンとが対決を繰り広げる。加えて、バットマンの窮地に現れたワンダー・ウーマンやアクアマン、フラッシュなど人気のヒーローたちもカメオ的に出演しており、今後のPDCCの鍵を握ると思われる伏線が散りばめられているのだ。

2作品でメガホンをとっているのがザック・スナイダー監督。スナイダー監督といえばコミックに対する造詣が深く、『300』(06)や『ウォッチメン』(09)といったアメコミ原作に忠実な“現実離れした映像”を実現させ、コミックファンからの信頼が厚い監督だ。スナイダー監督はDC版「アベンジャーズ」とも言える「ジャスティス・リーグ」で監督を務めることも決まっており、PDCCにおける中心的人物と呼べるだろう。

今年公開が控えている『スーサイド・スクワッド』(9月10日公開) は、バットマンたちヒーローに捕らえられ、死刑や終身刑となったヴィラン(悪役)が、減刑と引き換えに政府から命じられた危険な仕事を請け負う…という異色作。『バットマン vs スーパーマン』の流れを汲み、スーパーマンら超人たちのパワーを恐れた政府が、それに対抗し得る凶悪な犯罪者たちを集め、特殊部隊を組むのでは…というストーリー予想もされている。バットマンの登場も噂されており、今後との繋がりを持つ重要な一作になりそうだ。

そんな本作で監督を務めるのが、『エンド・オブ・ウォッチ』(12)や『フューリー』(14)で容赦ない暴力を描いたデヴィッド・エアーだ。エアー監督は、全米屈指の犯罪都市であるL.Aのサウスセントラルのストリートで10代を過ごし、その後海軍に入隊するなど異色の経歴の持ち主。超人気ヴィランのジョーカーをはじめ、セクシーでキュートなハーレー・クイーン、凄腕のスナイパー・デッドショット、日本刀で戦闘を繰り広げるカタナなど、アクの強すぎる面々をどう魅力的に描くのかに注目が集まっている。

また、ワンダー・ウーマンの誕生の秘密を描く『ワンダー・ウーマン(原題)』(17年公開)では女流監督パティ・ジェンキンスが、海底国家アトランティスの王のヒーロー・アクアマンを描く『アクアマン(原題)』(18年公開)では、『ソウ』シリーズのジェームズ・ワンが監督を務めることが決まっており、スナイダー監督やエアー監督と共にこれからのPDCCを形作っていくことだろう。

■ 広がりを見せるプロジェクトDCコミックスの期待値は無限大!?

『ワンダー・ウーマン(原題)』のほかにも、17年にはスーパーマン、バットマンらDCヒーロー集結のオールスター映画『ジャスティス・リーグ Part1(原題)』が全米公開。この『ジャスティス・リーグ』からは、主要メンバーの一人で超高速移動が武器のヒーロー・フラッシュをエズラ・ミラー主演で映画化する『ザ・フラッシュ(原題)』、同じくジャスティス・リーグの一員『アクアマン(原題)』が18年に公開され、各キャラクター個別の物語に派生していく。

19年に全米公開される『シャザム(原題)』は、魔術師により6人分のスーパーパワーを与えられたヒーロー、キャプテン・マーベルを描く。宿敵ブラック・アダムをドウェイン・ジョンソンが演じることが決まっており、こちらも話題を集めそうだ。さらに同年には『ジャスティス・リーグ Part2(原題)』も公開予定となっている。

ちなみに、20年には全身が機械化されたヒーロー『サイボーグ(原題)』と、宇宙を守るために構成されたヒーローチーム『グリーン・ランタン(原題)』の全米公開が現在予定されている。マーベルに一足越された感は否めないものの、これから人気ヒーローたちがどのように絡み合っていくのか、期待値は無限大のPDCC。想像を膨らませながら、ビッグタイトルの上陸に備えていただきたい!【トライワークス】

最終更新:5月27日(金)12時33分

Movie Walker