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【インタビュー】男女ボーカルがバトルする、モダン・メロディック・パワー・メタル

BARKS 5月31日(火)19時47分配信

透き通った美声をフィーチュアしたモダン・メロディック・パワー・メタル作品『ジャガー・プリースト』が5月25日にリリースされた。叙情的な男女ツイン・ヴォーカルをコンバインしたユニヴァーサル・マインド・プロジェクトのデビュー・アルバムだ。

◆ユニヴァーサル・マインド・プロジェクト画像

ユニヴァーサル・マインド・プロジェクトは、2012年にアメリカ人のギタリスト/コンポーザーであるマイケル・アレクサンダーによってミュージシャンが共にコラボレイトできるプロジェクトとして始動したものだ。後に、現シンガーのエリーナ、スウェーデンのプログレッシヴ・メタル・バンドDARKWATERのヘンリック、イタリアのシンフォニック・パワー・メタル・バンドLUCA TURILLI'S RHAPSODYのアレックスらのメンバーで固定化され、バンドへと発展していった。

メロディックでメロウなパッセージ、スピリチュアルなフィーリングも醸し出したアルバムには、人々を惹きつけるフックやギターとキーボードがツインで奏でるメロディ、そして何よりモダンなプログレッシヴ性とメロディック・パワー・メタルが収められている、男女ヴォーカルをバトルするユニヴァーサル・マインド・プロジェクトに話を訊いてみた。

──まずはユニヴァーサル・マインド・プロジェクトのヒストリーを教えて下さい。

マイケル・アレクサンダー(G):2012年にスタートしたんだ。デモを作り作業を行っているうちにどんな感じのヴォーカルを入れたらこの曲が映えるか、ツイン・ヴォーカルにしたらどうか?女性ヴォーカルではどうか?グロウルを入れてはどうか?など自問自答するようになった。そしてこのアルバムの為に最初に書いた「The Jaguar Priest」が完成すると、元ドリーム・シアターのチャーリー・ドミニクの名前が思い浮かんだんだ。そして彼にコンタクトを取り、ヴォーカルで参加してもらったことがきっかけとなり、このプロジェクトが動き始めた。アイディアが膨らんでいくと同時にドラマーのアレックスが参加してくれた。そしてシンガーの必要性を感じていた頃、DARKWATERのヘンリックと知り合い、彼も参加してくれることになった。加えてミュージカルで活動していた女性シンガー、エリーナも参加してくれることになり、才能溢れる彼女をこのバンドのメイン・ヴォーカルに据えることにした。その活動を本格化させるとバンドは発展していき、ファンも増え、メディアからも注目されるようになった。そしてハイ・クオリティなアルバムの制作を目指したというわけ。次に目指すのはライヴだね。

──デビュー・アルバムの手応えはいかがですか?

マイケル・アレクサンダー:ラッキーだったね。関係した人々全員にありがとうと言いたいよ。このアルバムには熱い情熱が注がれている。エモーショナルな楽曲とプレイは必ずやファンのみんなに気に入ってもらえると思う。アルバム・リリースが実現できてこれ以上幸せなことはないな。

──レコーディングは順調でしたか?

マイケル・アレクサンダー:通常のバンド・レコーディングとは少し違ったと思う。それぞれが違う国に住んでいるからそれぞれのミュージシャンがそれぞれのスタジオでレコーディングしているんだ。オレはベーシックなデモをみんなに渡し、その方向性を各地のエンジニアに伝える。そうして送り返された音源をチェックして、ひとつにまとめ上げる作業だった。想定していたスケジュールよりも早くできたし、スムーズに事は運んだよ。今はお互いがこんなに離れていてもレコーディングが可能だから、このテクノロジーの進歩はとてつもないことだよ。

──アルバムのセールス・ポイントはどのあたりになりますか?

マイケル・アレクサンダー:様々な要素が収録されているからリスナーはエキサイトするんじゃないかな。それぞれがオリジナリティ溢れる曲だし、各曲のフックが人々を引きつけると思う。そしてゲストで参加してくれたPAGAN'S MINDのニルス、HELKERのディエーゴ、元DREAM THEATERのチャーリー・ドミニクらのヴォーカルが聴きどころだし、SYMPHONY Xのマイク、DGMのエマニュエルらがプレイで協力してくれた。もちろんエリーナの美声がアルバムの存在感を高めているのもポイントだ。歌やコーラス・ワークに限らず、演奏面にもこだわってその結果にはとても満足しているし、誇れるアルバムを作り上げることができた。加えて、素晴しいミックスとマスタリングがアルバムをさらに高い次元へと引き上げてくれた。曲がよりパワー漲るものへとなったしね。ぜひみんなもこのアルバムを楽しんで欲しいよ。

──あなたはどのようなアーティストから影響を受けたんですか?

マイケル・アレクサンダー:基本ロック、プログレ、メタルだね。楽曲を書く上では映画の影響が強かったと思う。「ターミネーター 2」とか。ガンズ・アンド・ローゼズも収録されていたサウンドトラックも好きだった。中学生の頃はザ・ビートルズとジョン・レノンとクイーンに夢中になった。それから友人に借りたテープに入っていたメタルが新鮮だったな。グリム・リーパー、アイコン、シンデレラ、ストライパー、マリス、ブラック・サバスを好んで聴いていたよ。ギターを弾くようになってからはロック以外にもジャズ、ブルースを楽しむようになった。いろいろな音楽を聴いてきたけど、影響されたと思うのはイングヴェイ・マルムスティーン、スティーヴ・ヴァイ、ジェイソン・ベッカー、ドリーム・シアター。シンフォニーX、ピンク・フロイド、マリリオンかな。

──バンドのメンバーはどういう方々ですか?

マイケル・アレクサンダー:エリーナ・レイヴェラは女性シンガー。彼女はクラシックに影響を受け、今はジャズ、ポップ、メタルと幅広いよ。旅行が好きで、読書やアート等あらゆるクリエイティヴなことが好きさ。美しい声とハイ・トーンが素晴しい。ヘンリック・バスもシンガーでエリーナの影響に似ていると思う。家族思いの映画が大好きなやつだ。アレックス・ランデンバーグはドラマーで頭が切れる人物なんだ。プログレッシヴやシンフォニック・メタル以外ではTOTOやイングヴェイ・マルムスティーンが好きなんだ。

──アルバムでオススメの曲はありますか?

マイケル・アレクサンダー:もちろん全曲が楽しめるよ。でも自身で何度もリピートするのは「Truth」だね。聴くといつもエネルギーをもらえるし、コーラス・ワークが特に気に入っているんだ。

──これからの活躍を期待しています。

マイケル・アレクサンダー:現在レーベルとアルバム・リリース後のプランについて話し合っているところなんだ。ヨーロッパ・ツアーは必ず実現させたいけど、いつか日本も、ね。今日はどうもありがとう。

ユニヴァーサル・マインド・プロジェクト『ジャガー・プリースト』
2016年5月25日発売
BKMY-1025 2,222円+税
※輸入盤日本仕様
1.Anthem For Freedom
2.Truth
3.The Bargain Of Lost Souls
4.Dreamstate
5.Awakened By The Light(Universal Mind)
6.A World That Burns
7.Seven
8.The Jaguar Priest
9.The Force Of Our Creation
10.Xibalba

Produced by Michael Alexander

Line-up ;
■Elina Laivera(vo)
■Henrik Bath(vo)[Darkwater, Waken Eyes]
■Michael Alexander(g / growls)
■Alex Landenburg(ds)[Luca Turilli's Rhapsody, 21 Octayne]

ゲスト・ミュージシャン;
・Nils K Rue [Pagan's Mind] - Vocals on T-3
・Mark Jansen [Epica, Mayan] - Growls on T-1, 2 & 4
・Charlie Dominici [ex ; Dream Theater] - Vocals on T-8
・Diego Valdez [Helker] - Vocals on T-5 & T-7
・Alessandro Bissa [Vision Divine] - Drums on T-1, 2, 3, 4, 5
・Mike LePond [Symphony X] - Bass on T-2 & 9
・Emanuele Casali [DGM] - Keyboards on all tracks
・Johan Reinholz [Andromeda]- Guitar solo on T-9

最終更新:5月31日(火)19時47分

BARKS

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。