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<東亜データ改ざん>成田空港関連でも不良 千葉港頭施設、護岸耐震補強で

千葉日報オンライン 5月27日(金)11時16分配信

 東亜建設工業(東京)が羽田空港の滑走路工事でデータを改ざんしていた問題で、成田国際空港会社(NAA)は26日、同社などの企業共同体に発注した、航空燃料を積んだタンカーが接岸する千葉港頭(千葉市中央区)の護岸耐震補強で施工不良があったと発表した。25日に東亜建設工業から連絡があった。NAAが詳しい状況を調べている。

 NAAによると、耐震補強工事は、千葉港頭の1号バースで2014年8月から17年3月の工期で実施。現在は中断されている。東亜建設工業が独自開発した「バルーングラウト工法」が採用され、地震時の液状化を防ぐ目的で、薬液を護岸に注入して地盤の強化を図るという。契約金額は約18億円。

 1号バースは現在使用されておらず、NAAの夏目誠社長は26日の定例会見で「航空燃料の輸送に問題はない。データ改ざんの有無も含めた事実関係を確認中で、内容を確認した段階で改めて説明する」と話した。滑走路など空港自体の施設は同社に発注しておらず問題はないという。

 東亜建設工業は「民間同士の契約」として理由の説明を避けたが「心配をかけ申し訳ない。これまでの件も含め引き続き調査し、全容解明を急いで再発防止策に取り組む」としている。

 同社をめぐっては、羽田空港の滑走路工事でデータを改ざんしていたことが6日に表面化。その後、福岡空港の滑走路や羽田、松山両空港の誘導路工事でも改ざんなどの不正が発覚した。

最終更新:5月27日(金)11時16分

千葉日報オンライン