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音大卒で舞台経験も、異色の経歴 松阪ゆうき 演歌を選んだ理由/インタビュー

MusicVoice 5月27日(金)12時37分配信

 演歌歌手の松阪ゆうきが25日に、2ndシングル「南部恋うた」を発売した。幼少期から演歌や民謡に触れ、進学した音大では声楽を専攻。教員免許を取得するも、その後の活動はミュージカルと、演歌歌手では異色の経歴を持つ。それ故に体に染み込んでいる歌唱法は多岐におよび、甘いマスクから情感たっぷりに届けられる歌声にはオペラや民謡のエッセンスも感じさせる。愛嬌のある語り口や品格漂う雰囲気も手伝って女性の心を虜にさせている。後ろ髪を引かれる恋心―。そんな思いにさせる「南部恋うた」。新曲への想いとともに、なぜ演歌歌手の道に進んだのか、背景を聞いた。

【写真】インタビューカット

オペラや民謡の要素も

――新曲「南部恋うた」について伺います。私見ですが、前作「ふるさと帰り」とは全く異なる印象を受けました。前作を最初に聴いた時は「あれ?オペラの要素がある?」という印象を受け、2回目では「あれ?民謡だ」と。一方で新曲は、最初の導入こそ「民謡」の発声を感じさせるものの、全体的に「ザ・演歌」という具合で。この変化は何か意図されてのことなのかな、と。

 なるほど! 確かにそうですね(笑)。それは、オペラの癖が出ているかもしれませんね。まず「ふるさと帰り」は、民謡出身という所から楽曲を作って頂いた感じでしたので、なかには“あんこ”と呼ばれる民謡の一節が入っていたり、割と「パーン」と声を出すイメージのものもあって、民謡テイストのなかで歌わせてもらいました。それと自分は、音楽大学でオペラなどを勉強していましたので、そういう所が出ているのかも知れません(笑)。

 そして、今作は、広く皆さんにも聴いて歌って頂けるように、という思いがあります。先ほどもお話しましたが、前作には“あんこ”があって、その部分が「難しくて歌えない」という意見も多数ありまして。嬉しい事に最近は、カラオケ大会で自分の楽曲を歌って下さる方が増えています。しかし、「やっぱりあそこがすごく歌いづらい」という声を頂いて。南部地方、岩手のイメージですが、曲調は民謡の沢山ある東北のイメージを演歌調にして頂いたという感じです。

――前作も今作も民謡がベースなんですね?

 前作は本当に民謡を全面的に押した感じだったんですけど、今回はそこまで民謡が前面に出ているというか、ちょっと大衆的というか。先ほどもありましたが演歌調に作って頂いたという感じです。

――「“歌いづらい”というファンの声に合わせて曲調を変えた」という趣旨のお話がありました。聴いている方に寄せたということで宜しいでしょうか。

 曲の雰囲気はどちらかというと、聴いている方々にも歌って頂いて愛されて欲しいという思いもあったので、ディレクターさんなど色んな方と相談して作って頂いた感じです。

――松阪さんが持っている特徴的な歌声は、ベースがオペラや民謡だったりすると思いますが、それと、「リスナーが歌いやすいもの」という折り合いといいますか、“需給のバランス”を考えられたという認識は?

 どうなんですかね…。一作目ではどちらかというと「聴いて頂く」という方に寄っている感じなので、そこの差というのが多少あってもいいのかなという所で、二作目は「広く歌って頂ける」という方に寄せた感じではありますね。

――今後の作品についてはその時によってスタンスを変えていくこともありますか?

 今はまだその先がどうなるかはちょっと分からないですね(笑)。

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最終更新:5月27日(金)12時37分

MusicVoice